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力を付けるためには、退路を断ったり崖から飛び降りることが必要になることがある

希望の塾の塾生の中で来年の都議会議員選挙に立候補しようと考えておられる皆さんへのメッセージである。

崖から飛び降りる覚悟がなく、何の準備も出来ていない人は、無茶はされない方がいい。
選挙は、決して甘くない。
お試しで選挙に出てみようかしら、などと思っているととんでもない怪我をすることもあるから、選挙を知らない人は選挙がどういうものかをよく学んでから、そろりそろりと準備されるのがいい。

素人の手作り選挙は、お止めになることだ。
修行はいいが、くれぐれもお遊びは駄目である。

修行だと思えばどんなことにも堪えられるだろうが、それでももうこれ以上は堪えられないと思う時が来るはずである。
もうこれ以上は堪えられないと思った時にこれを乗り越えたことがある人は、どういう結果になっても選挙から沢山のことを学ぶことが出来る。
しかし、遊びのつもりで選挙に臨んだ人は、大体は苦い思いをして遊びの場から一人悄然として立ち去ることになる。

小池さんは、崖から飛び降りた。

しかし、鳥越さんは、最後まで覚悟がなかった。
鳥越さんの選挙は、悪い選挙の見本である。
小池さんと同様に崖から飛び降りる覚悟で選挙に臨んだ人は、結果は出せなかっただろうが、それぞれに何らかの満足を得たはずである。

私は、どんな人も選挙に出る以上は、それなりの満足をしていただきたいと願っている。

希望の塾で講演した埼玉県知事の上田氏は、確か衆議院選挙で4回落選していたはずである。
もう、これで選挙に出るのは止める、と周りの人に宣言して出た選挙で当選したから、上田氏の今日がある。
今年の新潟県知事選挙で当選した米山氏も衆議院選挙で3回、参議院選挙で1回落選経験のある強者だ。
落選の経験がありながら、最終的に選挙に当選した人からは学ぶものが多い。

希望の塾に塾生として参加されてきた方々は、これまでどの程度のことを学ばれただろうか。

さて、今は、落選してもなお諦めない覚悟がある人が求められているはずである。
一度選挙に出ると、人生が大きく変わることは知っておかれた方がいい。
家族から反対されてもなお立候補を考えるだけの熱い思いが、自分の中にあるかどうか。
何が自分を突き動かしているかを、よくよくお考えになることである。

もっとも、無我夢中で飛び込んでから後で何が自分を突き動かしたかに気付くこともあるから、自分を突き動かすものの正体を見極めることがないまま自分の衝動に従って行動されても決して間違いではないが。

何にしても、そういった衝動に駆られることがない人は、うっかり選挙に関わらないことである。
少なくとも、これまで歩んできた人生のレールから外れることは間違いない。

選挙に出る以上は、退路は断っておかれた方がいい。

何事にも先達はあらまほしきことなり。

ちなみに、私も4回、落選の経験がある。

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