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皇位継承問題を考える(1.男系断絶後は女系容認。改正はここ数年以内に)

 昨日、秋篠宮眞子内親王(以下、皇族の呼び方は「○○さま」で統一します)が20歳の誕生日を迎えられました。

 私は、眞子さま成人を機に、皇位継承問題について改めて議論がなされるべきと考えています。

 今後数年間のチャンスを逃せば、眞子さま、佳子さま、愛子さまの結婚の時期が相次いで訪れるので、その間は皇室典範の改正は難しくなるでしょう。

 次のチャンスは30年後、愛子さまが結婚して皇室を離れ、若い皇族は悠仁さま1人(残りの方は全員70歳以上)となった時点。

 これは、悠仁さまに子どもができることに賭けたギャンブルと言ってよく、皇室の永続を願うならば、取るべき選択肢ではないと思います。

 ということで、「なぜ今、皇位継承問題を論ずる必要があるのか」「改正の選択肢にはどのようなものがあり、それぞれどういうメリット・デメリットを有するのか」などを改めて確認するため、新連載「皇位継承問題を考える」を始めることにします。

【画像】

↑「新連載」のイメージ画像

 1回目の今回は、どのような改正がベストと思うか、自分の意見を述べてみます。
 事実関係や改正の選択肢といった中立的な情報の説明を長々と始めると、「で、おまえの意見はどっちだよ」と思われそうなので、まずは、自分の立ち位置を明確にすることから始めてみることにしました。

 大きくまとめると3点。

1.男系男子断絶までは現行の皇位継承順位を維持すべき
2.男系男子断絶後は女性天皇、女系天皇を容認すべき
3.今後数年以内に、眞子さま、佳子さま、愛子さまを結婚後も皇室に残すか、皇室を離れた後もその子孫の情報を公的に把握する、皇室典範改正をすべき

 詳しくない人には、これが何を意味するのかわからないかもしれませんね。

 わかりやすくするため、「○○すべきではない」という形で書きなおしてみましょう(ウィキペディアにある「ウィキペディアは何ではないか」を真似してみた)。

1.愛子さまが悠仁さまより優先して天皇になる改正をすべきではない
2.戦後直後に皇室を離れた旧皇族(伏見宮、竹田宮、東久邇宮など)の皇族復帰をすべきではない
3.改正を眞子さま、佳子さま、愛子さまの結婚後まで待つべきではない

 ここからは、上記の3点について、少し掘り下げてみます。

1.男系男子断絶までは現行の皇位継承順位を維持すべき
 女系天皇を容認する人であっても、常識的な人には、愛子さまが悠仁さまより優先して天皇になるべきという意見の人はほとんどいないと思われます。
 私もそのように考えています。

 議論が必要なのは「皇位継承者が絶えた場合にどうするか」であって、そのために「皇位継承者の順位をひっくり返して、継承順位1位の人が天皇になれなくなる」のは本末転倒だからです。

 ということで、ここはあまり議論のないところだと思います。

2.男系男子断絶後は女性天皇、女系天皇を容認すべき

(1)女系天皇の容認
 ここが最も意見が分かれるところだと思います。

 悠仁さまの子孫がいなくなった場合に、【1】女系天皇を容認、すなわち、眞子さま・佳子さま・愛子さまの子供を天皇にするか、【2】男系男子天皇を維持、すなわち、旧皇族の男系男子を皇族復帰させて天皇にするか、ということです。


 私は女系天皇を容認すべきと考えています。その理由は、今後の連載の中で説明していくことにしましょう。

(2)女系天皇を容認する場合のバリエーション
 女系天皇を容認する場合の継承順位にはいろいろ細かなバリエーションがありますが、私は次の形がベストと考えています。

【1】 最後の男系男子天皇が亡くなったら、その娘(+その子孫)が第一優先、娘がいなければ姉妹(+その子孫)が皇位を継承する

 これは何を意味するかというと、悠仁さまに子供ができず亡くなったら、愛子さまではなく眞子さま(年齢的にみておそらく眞子さまの子供)が天皇になるということ。

 愛子さまより眞子さまが優先というのは、現時点では変に見えるかもしれませんが、悠仁さまが亡くなるであろう70年以上先では、天皇の姉である眞子さまの方が、いとこである愛子さまよりも優先されるのが自然になっているでしょう。

 だからこそ、眞子さまが20歳になり結婚が現実的なものとなってきた今の機に、皇位継承問題の議論を深めるべきということにつながります。

【2】 最初の女系天皇が出た後は、男系を優先せず直系を優先する
 男系天皇というのは、過去125代すべてが男系だったから意味があるのであって、1度でも女系がはさまれば、男系にこだわる意味はあまりなくなります。

 しかも、男系を優先すると、上述のような悠仁さまが生まれたことで眞子さまと愛子さまの実質的な皇位継承順位が逆転する、みたいなことが頻発します。

 いとこ同士の眞子さまと愛子さまの逆転ならともかく、高円宮家に男の子が生まれたから、その姉の承子さまの実質的な皇位継承順位がはね上がる、みたいなのはさすがにどうかと思います。

 ということで、男系男子天皇が断絶し、最初の女系天皇が出た後は、直系優先で皇位継承していくべきだと思います。

 これは何を意味するかというと、眞子さまの息子が天皇になったとして、その方が今の天皇陛下と同じ子孫を持った場合、秋篠宮や悠仁さまよりも愛子さまの方が優先して天皇になるということです。

【3】 兄弟姉妹の間では、男子を優先する
 【1】【2】は影響が大きいバリエーションですが、【3】の影響は小さいのでどちらでも大きな差はありませんが、兄弟姉妹の間では男子を優先した方がいいかなと思います。

 これは何を意味するかというと、最初の女系天皇が出た後に、天皇に姉・弟の順で子供が生まれた場合、弟が優先するということ。
 【2】【3】を組み合わせると、女系天皇が今上天皇と同じ子孫を持った場合、皇位継承順位は、皇太子→愛子さま→秋篠宮→悠仁さま→眞子さま→佳子さま となります。

3.今後数年以内に皇室典範改正を行うべき
 上で「今後数年以内に、眞子さま、佳子さま、愛子さまを結婚後も皇室に残すか、皇室を離れた後もその子孫の情報を公的に把握する、皇室典範改正をすべき」と書きました。

 その選択肢はいくつか想像できますが、私が望ましいと思う順にあげていきます。

1)男系男子断絶後の皇位継承のルールを細部まですべて決める
 上記の「男系男子断絶までは現行の皇位継承順位を維持」「男系男子断絶後は女性天皇、女系天皇を容認」「女系天皇を容認する場合のバリエーション」のすべてをセットで改正案に含めるという形。

 私はこれがベストだと思っていますが、悠仁さまに子供が生まれるかどうかわからない現時点で、ここまでの合意を得るのは難しいかもしれません。

(2)女性皇族が結婚後も皇室に残ることだけ定める
 女性皇族が結婚すると皇室を離れる今のルールのままでは、40年後には皇族は悠仁さまとその妻、子供(その時点で未成年)しかいなくなります。
 つまり、今、7家(天皇、皇太子、秋篠宮、常陸宮、三笠宮、三笠宮

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