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ユーロ下落、ECB買い入れ延長期間が予想超える=NY市場

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが下落。欧州中央銀行(ECB)が資産購入の減額を決めたものの、買い入れの延長期間が大方の予想よりも長い9カ月となったことが影響した。

ECBは8日の理事会で来年4月から購入規模を毎月600億ユーロに減らす一方、買い入れを来年末まで継続すると表明した。

ユーロ/ドル<EUR=>はECB理事会終了直後に一時4週間ぶり高値の1.0872ドルまで急伸する場面があったが、直近は1.25%安の1.0618ドルだった。

シティグループの外為戦略グローバル責任者スティーブン・イングランダー氏は「ECBは引き続き大量の資産を買うだろう。9カ月というのは、その間マイナス金利が続くと予想される点で重要な意味がある」と述べた。

クレディ・アグリコルのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、想定内の結果とみなされた4日のイタリア国民投票後にユーロが買われ続けて高値圏に入り、ショートポジションも一掃されていたため、ECBの決定を受けてあらためてユーロ売りに動きやすい状況だったと指摘した。

終盤のドル/円<JPY=>は0.25%高の114.06円。

次の重要な材料は米連邦準備理事会(FRB)が来週開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、利上げが広く織り込まれている。トランプ次期米大統領の下で財政支出拡大が見込まれる中で、FOMCメンバーがどのように来年の利上げペースを想定するかが市場の注目点だ。

シティのイングランダー氏は、来年中に3回ないしそれ以上の利上げを想定するFOMCメンバーが直近の7人から10─11人に増えていれば重大な変化だとの見方を示した。ただ同氏によると、FRBは金利上昇が住宅や自動車などの市場に打撃を及ぼす恐れを認識しているため、そうした悪影響を助長しないように慎重に行動するのではないかという。

ドル/円 NY午後4時 113.98/113.99

始値 113.43

高値 114.36

安値 113.37

ユーロ/ドル NY午後4時 1.0615/1.0617

始値 1.0782

高値 1.0872

安値 1.0598

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