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「日本死ね」への悪態こそ日本社会の病理 山尾志桜里氏への筋違いの非難

「保育園落ちた日本死ね」が流行語大賞のトップテンに入ったことが報じられて以来、右翼層からの堰を切ったような誹謗やら悪態が散乱しています。
 この「日本死ね」がトップテン入りしたことに伴い、授賞式に出席したのが、この問題で安倍内閣を追求した山尾志桜里議員でしたが、山尾議員が出席したこと、授賞式で笑みを浮かべたことに対しても誹謗が飛び交っています。
 それを煽動していた筆頭格がつるの氏です。
つるの剛士氏による福祉への冒涜 他人の痛みを感じない人たちが他人の不幸を土足で踏みにじる

 「死ね」という言葉だけでアウトだというに言ったては論外そのものです。とにかくこの待機児童問題が政治問題化したことが気に入らない、民主党の株が上がったことが気に入らないという動機が見え見えで、聞くに堪えません。
 この次元で言えば、「はだしのゲン」を小学校の図書館に置くのはけしからんと言っている連中と全く同じであり、その言葉が用いられた意味合いを考えてこその言葉なのに、それだけを取り出して騒ぎ立てるのは、要は気に入らんということの裏返しでしかありません。

 「死ね」がイジメの言葉になるですって!?

 その言葉だけを取り出したイジメなんて既にありますよ。このように言えば、「子どもたちが、流行語大賞に入った言葉と言って自ら正当化するようになる」などとでも言うのでしょうか。
 それならば、この「日本死ね」が何を指しているのか、とっくりと子どもたちと向き合えば良いではないですか。一部の言葉だけを取り出して騒ぎ立てるなど、本当にみっともない。
 この言葉が流行語大賞入りしたことが気に入らないからといって「イジメ」問題を持ち出すとは呆れてはてます。

 また「親」の立場というのも露骨なすり替えです。親の立場であろうと、一体、この言葉のどこが問題なのか全く理解できないだけでなく、あたかも「親」という言葉を使うことによって子のことを心配している「親」を演出し、この誹謗・悪態を正当化しようとしていることが見え見えです。
 このことを正確に表現するのであれば、「極右思想を持つ親としては」とか、「愛国心あふれる親としては」とすべきなのに、その本性を隠して「親」と表現しているということなのです。

 極右勢力にとって授賞式に山尾氏が出席したことが気に入らないのもはっきりして、安倍政権を追求した急先鋒だったから、ただそれだけの理由で気に入らないのです。当時、安倍政権を批判する民進党の救世主のように支持を集めましたが、そういったこと全てが気に入らないからの誹謗に過ぎません。
 もともとが匿名ブログだったわけですから、その言葉を発した人を授賞式に招くこともできず、しかし、山尾議員であれば、この問題を国会で追及し、実績を上げたことの功労者なのですから、授賞式に出席する人材としてこれをほどの適格者がいるでしょうか。
 山尾議員が笑みを浮かべてたということへの誹謗は、この延長線上でしかありません。
 内容が内容なだけに神妙な顔をしろなどというのは、心底、屈折しているとしか言いようがありません。
 笑顔になるのが自然であり当然のことです。
 この問題は確かに道半ばであり、まだまだ苦しんでいる人たちはたくさんいます。
 しかし、だからこそ山尾氏はその改善のために議員として運動の先頭に立ったわけです。
 これをきっかけに大きく政治が動くきっかけにもなりました。一過性の側面もないわけでありませんが、政治・社会の変革などはそうした紆余曲折を経て進んでいくものです。その中で喜んだり、悔しい思いをしたりなどがあります。
 山尾氏が笑みを浮かべたことに対し、誹謗する人たちは、そもそも山尾氏が気に入らないからに過ぎません。

追求の先頭に立つ山尾志桜里議員こそ賞賛されるべきだ
リンク先を見る


 こう言った無責任な人たちの言動に動じる必要はありません。
 すり替えたキーワードによって相手を黙らせる、これがネット界にはびこるネトウヨの手口ですから要注意です。

つるの氏を擁護する極右議員和田政宗氏
つるの剛士さんの批判を許さないリテラのほうが危険」(ブロゴス)

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