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2016年の音楽シーン振り返り 今年のヒット曲総まとめ

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2016年も間もなく終わろうとしている。今年も、各種メディアでは2016年の総まとめモードに入っており、今年のヒット商品や流行語などの発表が賑わっている。そこで当サイトでも、2016年の音楽シーンを、音楽チャートの結果を中心に振り返ってみたい。

音楽というキーワードでこの1年を振り返った時、今年は、昨年までに比べると音楽シーンに明るさが戻っていると実感した人が多いのではないだろうか。ただ、明るさが戻ったと感じられる背景は、単に音楽配信やストリーミングへのシフトが進んだということだけでは、説明が難しい。
2016年は、映画・ドラマ・CM・アニメ・ゲーム・・・あらゆる分野から数多くのヒット曲が飛び出し、世の中を盛り上げた。良いことも悪いことも多くあった1年であるが、数多くのブームや現象の横には、常に音楽があったとも言えるような1年であった。これからの忘年会シーズンに「PERFECT HUMAN」か「PPAP」か「恋ダンス」か・・・などと、ネタに悩む人も多いようである。音楽を中心にした盛り上がりは、例年以上の規模だったと言えるようだ。

これから取り上げるのは、2016年の音楽シーンを、1ヶ月ごとに振り返った記録である。本まとめとともに、今年のヒットを見直し、数多くのブームを振り返ってみよう。

■ 2015年12月

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2016年度の音楽シーンは前年末から始まる。まず話題となったのは、ドラマの主題歌に起用されて記録的な大ヒットを記録したback numberの「クリスマスソング」である。「クリスマスソング」は、単なるドラマ主題歌という要素に加え、クリスマスシーズンに合わせたリリースが功を奏し、ミリオンセラー(100万ダウンロード)を達成した。

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次にヒットしたのは、”au三太郎” のCMソングで話題を集めた浦島太郎 (桐谷健太) の「海の声」である。日本のおとぎ話に登場する数々の個性豊かなキャラクターが登場するCMが話題となった “au三太郎” のCMの影響で、「海の声」も記録的な大ヒットとなり、「クリスマスソング」とともにミリオンセラー(100万ダウンロード)を達成した。

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また、NHK朝の連続テレビ小説 “あさが来た” の主題歌に起用されたAKB48の「365日の紙飛行機」が、近年のAKB48の楽曲の枠を超え、女性アイドルグループの作品として、異例の規模でヒットを記録した。この楽曲はシングル「唇にBe My Baby」のカップリング曲であり、カップリング曲が表題曲よりも注目される現象も、異例のことであった。

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アニメ界からは、女性を中心に大ブームを起こしたアニメ “おそ松さん” の主題歌、VOICE by イヤミ feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松(cv.鈴村健一,櫻井孝宏,中村悠一,神谷浩史,福山潤,小野大輔,入野自由)「SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~」がCDシングルで10万枚を超えるヒットを記録した。”おそ松さん” 人気は絶大で、楽曲のみならず、関連商品も大いに売れ、人気を博した。

★ 2015年12月のヒット曲
back number 「クリスマスソング」
浦島太郎 (桐谷健太) 「海の声」
西野 カナ 「No.1」
AKB48 「365日の紙飛行機」
コブクロ 「未来」
VOICE by イヤミ feat.おそ松×カラ松×チョロ松×一松×十四松×トド松(cv.鈴村健一,櫻井孝宏,中村悠一,神谷浩史,福山潤,小野大輔,入野自由) 「SIX SAME FACES ~今夜は最高!!!!!!~」

■ 2016年1月

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年が明けて1月に入ると、前年末の “NHK紅白歌合戦” で披露された楽曲が相次いでヒットを記録した。その筆頭に立ったのが、前年からヒットを記録していた星野源の「SUN」である。前年に “NHK紅白歌合戦” 出場が決まった直後からじわ売れしていた「SUN」は、紅白のパフォーマンス後に人気が爆発し、紅白効果でさらにセールスを伸ばし、発売から1年以上に渡り、ロングセラーを記録することとなった。

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NTTドコモ iPhone 6sのCMソング “感情のすべて/家族” 篇に起用され、前年末からチャートを浮上していたONE OK ROCKの「Wherever You Are」が、CMの視聴者の口コミで支持を拡大し、本格的なヒットを記録した。この楽曲は2010年に発売したアルバム「Nicheシンドローム」収録曲であり、発売から6年の時を経て、CMを機に広く認知され、大ヒットまで発展した。

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前年から話題の “au三太郎” CMに起用された、AIの「みんながみんな英雄」がヒットした。「みんながみんな英雄」は浦島太郎 (桐谷健太) 「海の声」とともに、1月〜2月にわたって音楽シーンの中心となった。また、前述のONE OK ROCKとAIのヒットの共通点は、携帯電話会社のCMソングに起用されたことであり、改めてヒットメーカーとしての携帯電話会社の影響力が注目された。

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1月に入り、SMAPの解散・分裂報道が表面化した。8月には、SMAPが2016年末をもって解散することが正式に発表されてしまう。そんな中、多くのファンが解散を阻止/撤回させたいとの思いから、2003年のヒット曲「世界に一つだけの花」を買い求めた。この購買運動の結果「世界に一つだけの花」が音楽チャートの上位入りを記録したことにより、様々な場所で多くの人の耳に入ることとなり、発売された2003年以来、実に13年ぶりの大ヒットに発展した。

★ 2016年1月のヒット曲
星野源 「SUN」 (2015年発売)
ONE OK ROCK 「Wherever You Are」 (2010年発売)
SMAP 「世界に一つだけの花」 (2003年発売)
AI 「みんながみんな英雄」

■ 2月

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ドラマ “いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう” の主題歌に起用された手嶌葵の「明日への手紙」が、手嶌葵にとって「テルーの唄」以来10年ぶりとなるヒットを記録した。元々は2014年発売のアルバムに収録された今作であるが、ドラマを通じて広く認知され、2年越しのヒットとなった。原曲のみならず、ドラマに出演した女優・有村架純を写したジャケットで発売された、リアレンジ版「ドラマバージョン」もヒットを記録し、話題となった。

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強烈なインパクトを残した「PERFECT HUMAN」は2月に登場した。発売は前年の12月であったが、2月にお笑い番組 “ENGEIグランドスラム” にてオリエンタルラジオのネタの中で披露されると、瞬く間に世を駆け巡り、1週間後には圏外からチャート1位まで上り詰めた。「PERFECT HUMAN」の勢いは凄まじく、楽曲の売上のみならず、YouTubeの動画再生回数も伸びに伸び、一大ブームを起こした。

★ 2016年2月のヒット曲
手嶌葵 「明日への手紙(ドラマバージョン)」
RADIO FISH 「PERFECT HUMAN」
嵐 「復活LOVE」

■ 3月

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「Wherever You Are」に続き、NTTドコモのCMソングに起用されたONE OK ROCKの「Always coming back」がヒットを記録し、CMとともに存在感を見せつける結果となった。1月〜3月はワンオクの楽曲を耳にしない日がないほどCMが流れていたと言えるくらいであり、多くのファンがCMを通じて楽曲を知り、支持および購入したようだ。

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女性アイドルグループの作品では、飛ぶ鳥を落とす勢いで人気を拡大している乃木坂46が、「ハルジオンが咲く頃」のCDシングルで70万枚を超えるヒットを記録した。乃木坂46は、メンバー1人あたりのCDの売上枚数がAKB48を遥かに上回る結果となっており、人気の大きさを改めて知らしめている。乃木坂46は2016年もCDの売上枚数が拡大し続けており、来年はいよいよ枚数でもAKB48を上回る可能性があるだろう。

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見逃せないのは、海外から逆輸入される形でヒットを記録した、BABYMETALの「KARATE」の存在であろう。「KARATE」が収録されたアルバム「METAL RESISTANCE」は、アメリカのビルボード 200で39位にを記録し、日本人アーティストとしては坂本九のアルバム「Sukiyaki and Other Japanese Hits」(1969年)の14位以来、53年ぶり2組目のトップ40入りという歴史的快挙を達成した。このような海外における活躍は日本でも注目され、日本でもCDが20万枚を超えるヒットを記録した。

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映画 “ちはやふる” の主題歌に起用され、若者を中心に大ヒットを記録したのは、Perfumeの「FLASH」であった。Perfumeはこの楽曲で音楽配信チャートにおいて初めて1位を獲得し、自身としても久々のヒット曲誕生となった。映画 “ちはやふる” が前編・後編と分かれ、長く上映されたこともあり、「FLASH」は2ヶ月以上にわたって売れ続け、話題となった。

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音楽配信チャートで初の1位を獲得したと言えば、aikoの「もっと」にも当てはまることである。ドラマ「ダメな私に恋してください」の主題歌に起用された今作は、3月末のチャートで前述のONE OK ROCK、Perfumeらと1位を争い、頂点に立っている。今作は、発売がドラマの放送終了後にもかかわらずヒットを記録しており、この事実が、楽曲への支持が大きかったことを裏付けている。

★ 2016年3月のヒット曲
ONE OK ROCK 「Always coming back」
乃木坂46 「ハルジオンが咲く頃」
BABYMETAL 「KARATE」
Perfume 「FLASH」
aiko 「もっと」
BLUE ENCOUNT 「Survivor」

■ 4月

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乃木坂46の妹分ユニットとして新たにデビューした、欅坂46の1stシングル表題曲「サイレントマジョリティー」が音楽配信・CDの両方で1位を獲得し、話題となった。タイアップのCM、YouTubeの動画などを通じて支持を拡大した「サイレントマジョリティー」は、4月〜5月に渡って売れ続け、女性アイドルグループのデビュー作としては史上稀に見る快進撃となった。

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自身3年4ヶ月ぶりのリリースとなった宇多田ヒカルの「花束を君に」は、NHK朝の連続テレビ小説 “とと姉ちゃん” の主題歌に起用され、ドラマが放送された4月〜9月に渡って、実に半年にも及ぶロングセラーを記録した。また、同時リリースされた「真夏の通り雨」とチャート1位・2位を独占したことも話題となった。

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アニメ映画 “クレヨンしんちゃん 爆睡! ユメミーワールド大突撃” の主題歌に起用された、ケツメイシの「友よ ~ この先もずっと・・・」のヒットも見逃せない。今作は、映画公開の1ヶ月前から話題を集め、ゴールデンウィーク前に映画が公開されると、ヒットの規模を拡大した。チャート上位への滞在は約2ヶ月に渡った。テレビ放送、映画を通じた盛り上げと、その映画の公開時期、さらにはCDシングルの発売時期など、多様な要素が上手く絡み合って生まれたヒットだったと言えるだろう。

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アニメ “マクロスΔ” の放送が開始され、アニメに出演するキャラクターによるボーカルユニット・ワルキューレが注目を集めた。アニメの放送開始前、昨年の12月から発売されて話題となっていた「いけないボーダーライン」は、4月の放送開始のタイミングで改めてヒットを記録し、その後続く “マクロスΔ” 関連楽曲のヒットの皮切りとなった。

★ 2016年4月のヒット曲
・欅坂46 「サイレントマジョリティー」
・宇多田ヒカル 「花束を君に」
・宇多田ヒカル 「真夏の通り雨」
・ケツメイシ 「友よ ~ この先もずっと・・・」
・ワルキューレ 「いけないボーダーライン」
・西野 カナ 「あなたの好きなところ」

■ 5月

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2016年、「Mint」「HERO」と続く安室奈美恵のヒットの第1章はここから始まった。ドラマ “僕のヤバイ妻” の主題歌に起用された「Mint」は、5月に発売されるとすぐに音楽配信チャートで1位を獲得し、自身としては2014年発売の「BRIGHTER DAY」以来、久々となるヒットを記録した。安室奈美恵の楽曲には様々なバリエーションが存在するが、今回の「Mint」のような曲調でヒットを記録することはあまりないことである。あえて表現するならば、新たな風を吹き込むようなヒットだったとも言える。

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今年のアニメソングを語る上で、やはり “マクロスΔ”  とワルキューレの話題は外すことができないだろう。前月から続く “マクロスΔ” のブームは、主題歌の「一度だけの恋なら」と「ルンがピカッと光ったら」が発売されるとさらに加速した。この2曲は音楽配信チャートの1位・2位を独占し、宇多田ヒカルに続く快挙を達成した。その後も数多くのキャラクターソングがリリースされ、チャートの上位を占めるなど、”マクロスΔ” のブームは長く続いた。

★ 2016年5月のヒット曲
・安室奈美恵 「Mint」
・ワルキューレ 「一度だけの恋なら」
・ワルキューレ 「ルンがピカッと光ったら」
・嵐 「I seek」
・嵐 「Daylight」
・Dream Ami 「トライ・エヴリシング」
・EGOIST 「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」

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