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ドル110円後半、休日前に売買交錯

[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円後半だった。午前は日本で発生した地震をきっかけに売られ110円前半まで下落したが、下がったところでは買いが入った。午後は休日前のポジション調整売りと、短期筋などの買いが交錯した。

午後のドルは110.60─80円台でもみ合った。「もう少しドル高でいけるかなという人と、休日前なのでポジションを落としておこうという人に分かれている」(国内金融機関)といい、狭い値幅で一進一退となった。実需筋の動きは総じて鈍く、短期筋主導の取引だという。

午後、日銀の黒田東彦総裁の発言が伝わったが、市場の反応は限定的だった。総裁は参院財政金融委員会で、「トランプ相場」で進む円安について「現在の為替レートは年初とあまり変わらない」とし、急激な通貨安で物価見通しを引き上げた「英中銀とは状況が違う」と指摘。現在マイナス圏で推移する物価の上昇ペースが、足元の円安により急激に加速することはないとの見解を示した。

<地震きっかけに休日前の調整も>

午前のドル/円は朝方に売りが先行したが、正午にかけて持ち直した。

早朝に日本で発生した地震の報道を受け、111円台前半で推移していたドルは一時110.27円に下押しされた。余震への警戒や、日米の休日を前にしたポジション調整売りの動きが強まったという。

市場からは「ドル/円は短期間に急上昇してきただけに上昇余地は徐々に縮小してきている印象。休日を前にロングにはしたくない」(国内金融機関)との声が聞かれた。

その後は、米長期金利の持ち直しにつれ、110円後半にじりじりと値を戻した。地震による原発への影響はなさそうだとの見方から、朝方にドル/円を売った投機筋が買い戻しに動いたとみられている。

ドル/円<JPY=>   ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.82/84 1.0628/32 117.79/83

午前9時現在 110.64/66 1.0636/40 117.68/72

NY午後5時 110.77/79 1.0627/32 117.73/77

(為替マーケットチーム)

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