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- 2011年08月09日 20:47
感情と脳に影響する化学物質
2/2さて、
次はバソプレシンという化学物質があります。
これは、
性的興奮を覚えたり、異性に魅惑される時に上昇する物質です。
ドキドキしている時には、
脳内でこのバソプレシンがでているのかもしれません。
この物質の濃度が高まると、不安などは感じにくくなるようです。
実際に、異性に魅惑されている時は不安なことなど忘れてしまうのはそのためでしょうか。
このバソプレシンですが、
医療の現場では尿崩症という病気の治療に使います。
少量を皮下に打つと、
数時間は尿が出なくなる効果があるのです。
少量でも血中に打とうものなら大変で、急激な血圧上昇をきたします。
尿崩症とは別に、
緊急時の心肺蘇生にも静脈注射で使うほどの薬です。
超強力な昇圧作用を持っています。
脳内化学物質として機能すれば性的興奮などに繋がりますが、
静脈内に入ってしまうと大変なことになる物質なのです。
でも、なんとなく、
性的興奮してドキドキするのと、
血圧が上がる効果は理解しやすいですよね。
他にも、
オキシトシンと呼ばれる物質が高まると、
信頼や愛着が高まるという効果があります。
これは、実は乳汁分泌ホルモンと呼ばれるもので、
一般的には乳汁を分泌するホルモンとして知られています。
でも、授乳と信頼や愛着って、
なんとなくフィットしますよね。
どの脳内化学物質も、ある程度、
理解できるものが多いように思いませんか??
他にも、ストレスに対応するように分泌されるコルチゾールなど、
脳では感情を左右する化学物質が多数分泌されています。
こういった化学物質によって、感情が左右されると考えると、
なんというか、複雑な気がしますよね。
心って一体なんなんだろう?
と思います。
心がどこからくるのかは、
当然、まだまだ明らかにされていないところですが、
その心に影響を与える物質はこうやって少しずつ分かってきているのです。



