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米大統領首席補佐官、知っておきたい5つの役割

 近年の米政府の中では、大統領首席補佐官というポジションが最も影響力のある要職のひとつになっている。

 ドナルド・トランプ次期大統領は13日、首席補佐官に共和党全国委員会(RNC)のラインス・プリーバス委員長を起用すると発表した。

 ここで首席補佐官の任務について、知っておきたい5つの役割を挙げてみる。

トランプ氏が首席補佐官に指名した共和党全国委員会のラインス・プリーバス委員長

トランプ氏が首席補佐官に指名した共和党全国委員会のラインス・プリーバス委員長
Photo: Andrew Harrer/Bloomberg News

1.スタッフの統括

 首席補佐官は大統領府のすべてのスタッフを統括する。大統領一家の身の回りの世話にあたる公邸スタッフから安全保障担当の顧問にいたるまで、あらゆる関係者の動きを取り仕切り、報道機関への対応や関係者間のコミュニケーション全般に目を光らせる。

 大統領の上級顧問――慣習的には「補佐官」や「特別補佐官」といった名称がつく要職――は全員、首席補佐官に報告義務がある。ホワイトハウスにおける政治的・戦略的決断の中枢を担うのが彼らであり、その責任を負うのが首席補佐官だ。

2. 戦略の策定

 外交政策の優先順位を設定するほか、大統領が成立を目指す法案から公の場での発言内容に至るまで、あらゆる戦略を策定する上で首席補佐官は極めて重要な役割を担う。

3. 指示の実行

 大統領からひとたび指示が出されれば、ホワイトハウスのスタッフをはじめ、15省と数多くの独立機関を擁する政権内に、指示内容を確実にあまねく伝える責任を負うのが首席補佐官だ。

4. 大統領の門番

 首席補佐官は大統領の門番でもある。大統領本人の決断が必要なものと代理で済むものとの見極めや、会談予定や面会者の交通整理などが門番の仕事だ。

 行政機関があまりにも肥大化しているため、大統領の決断を仰ぐのは優先度の高い重要な内容にのみ絞るのが狙いだ。

5. 究極の万能アドバイザー

 首席補佐官は究極の万能アドバイザーである。政治から政策にいたるまで、最も困難な決断を下す際には大統領を導きかつ助言する。重要な内政・国際問題でのかじ取りを助け、苦楽を共にする相談役としての役割を果たす。日常的に連邦議員や議会幹部からの電話を処理するのも首席補佐官の役目だ。  

By BYRON TAU

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