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- 2016年11月14日 08:44
「ジミー・ペイジ詐欺」問題のロックイベントはそんなに酷かったのか?チケット30万円の真偽
激しく後悔している。11月11日(金)に両国国技館で開かれた「クラシック・ロックアワード」というイベントに行かなかったことを。チケットはとれなくはなかったし、プレスリリースが何度も届いており、よく読むと「取材に来て欲しい」という趣旨で。豪華アーチストが登場し、その表彰式や、ライブ演奏が楽しめるというものだ。「詐欺だ」という声が指摘されており。その真偽を確かめられたからだ。
ヤフトピを開いたら、炎上気味だったとあった。
ジミー・ペイジが演奏せず不満噴出 演奏するような宣伝、チケット30万円(デイリースポーツ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161113-00000064-dal-ent
要するに、ジミー・ペイジが演奏するかのように告知されていたが、プレゼンテーターとして出てきただけで、非難轟々という話である。
この炎上案件、なかなか面白い論点が含まれていると思い。先にポイントを書くと・・・。
1.ロックアワードという形式
2.チケット30万円という事実のひとり歩き
3.一般マスコミと、音楽マスコミの温度差
ということである。
順番に考えよう。
1.ロックアワードという形式
PR会社から11月8日午後に届いたリリース文から趣旨と出演者の部分を抜粋する。
豪華なような、ちゃんぽんのような。
そして、もともと授賞式とライブパフォーマンスの「二部構成」とうたっている。
「出演」とはあるものの、どうせライブパフォーマンスの時間は短いだろうと思ったし、「演奏」をしない人もいるだろうと思っていた。記事にあるような、ベックとペイジのセッションなど私は最初から期待していなかった。なんせ、出演者多すぎであり。一部は入れ替わっており。
記事中にあるとおり、主催者がセッションを見られるかのように煽っていたのは事実だ。だから、主催者の罪は大きい。
もっとも、アワード形式というのは、プレゼンテーターと、ショーが同居するものであり、ライブだけを見るものではない。「出演」というニュアンスも演奏を確約しているわけではない。このあたり、フェス形式が徐々に日本に根付いたように、アワード形式というやり方に対する理解が足りなかったという部分もないか。
2.チケット30万円という事実のひとり歩き
これはヤフトピに取り上げられた記事にありがちなタイトルによるミスリードなんだが・・・。この記事も相当、誤解を与える内容である。
「30万円のチケット」というが、これはごく一部なのだ。
主催者のページから抜粋しよう。
誰もが、30万円を払ったかの印象を与えるこの見出しと記事内容はいかがなものか。
3.一般マスコミと、音楽マスコミの温度差
ロッキン・オンが運営するサイトの記事は、礼賛モードだった。
「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」、ジョニー・デップ、ジミー・ペイジらロック・レジェンドが集結! 日本初開催の大型イベントを速報レポート (2016/11/13)| 洋楽 ニュース | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト
http://ro69.jp/news/detail/151391?rtw
批判的な言葉はほぼ存在しない。例のジミー・ペイジ出ない問題には「残念だった」と書かれていたが、ジェフ・ベックのパフォーマンスを褒めちぎっている。
うがった見方をすると、音楽マスコミの御用化というか。そんな見方もできなくはない。
一方、例の記事はデイリースポーツで。一般マスコミというか、スポーツ新聞で。叩かんかなというトーンになっており、そちらが拡散している。
もっとも、このデイリースポーツの記事は、やや雑だと言わざるを得ない。彼らが声を聞いたというのはごく一部だし、SNSで批判が殺到なのは事実としても、どれくらい批判があったのか数はわからない。
この温度差を見ると、同じ国なのかと思うレベルなのだけど。
メディアのあり方の差でもある。
思うに、洋楽の新企画のイベントというのは、そもそもアーチストが来日するのか、とか、仕切りの問題もあり、何かとトラブルがあるものだ。ましてや主催者が音楽イベント慣れしていなかったようにも思い。そして、ライブは生物であり。
主催者を擁護するつもりはないが、ジミー・ペイジ詐欺、チケット30万円という言葉のひとり歩きも怖いと思った次第だ。
伝説のUDOフェス、またやらないかなあ。
ヤフトピを開いたら、炎上気味だったとあった。
ジミー・ペイジが演奏せず不満噴出 演奏するような宣伝、チケット30万円(デイリースポーツ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161113-00000064-dal-ent
要するに、ジミー・ペイジが演奏するかのように告知されていたが、プレゼンテーターとして出てきただけで、非難轟々という話である。
この炎上案件、なかなか面白い論点が含まれていると思い。先にポイントを書くと・・・。
1.ロックアワードという形式
2.チケット30万円という事実のひとり歩き
3.一般マスコミと、音楽マスコミの温度差
ということである。
順番に考えよう。
1.ロックアワードという形式
PR会社から11月8日午後に届いたリリース文から趣旨と出演者の部分を抜粋する。
Classic Rock Awardsは2005年以来、イギリスやアメリカで開催されて きた権威あるロックアワードで、日本初開催となる今年は、こ の1年間活躍を遂げたアーティストに送られる授賞式と、豪華アー ティストによるライヴパフォーマンスの2部構成となります。 ロック・レジェンド達がここ両国国技館に集結し、一夜限りのジャ ムセッションが繰り広げられます。
出演アーティスト(順不同):
ジョニー・デップ、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、YOSHIKI、ジョー・ペリー、チープ・トリック、ジョー・エリオット、 フィル・コリン(デフ・レパード)、リッチー・サンボラ、オリアンティ、テスラ、スロット・マシーン、 サラ・ヘロニモ、バンブー、バンド-メイド、ルドルフ・シェンカ ー
ジェフ・ベック スペシャルバンド:
Gt:ディーン・ディレオ(ストーン・テンプル・パイロッツ)
Ba:ロバート・ディレオ(ストーン・テンプル・パイロッツ)
Gt:トミー・ヘンリクセン(ハリウッド・ヴァンパイアーズ、ア リス・クーパー)
Dr:レイ・ルジアー(コーン)
司会:デイヴ・ムステイン(メガデス)、尾上松也
豪華なような、ちゃんぽんのような。
そして、もともと授賞式とライブパフォーマンスの「二部構成」とうたっている。
「出演」とはあるものの、どうせライブパフォーマンスの時間は短いだろうと思ったし、「演奏」をしない人もいるだろうと思っていた。記事にあるような、ベックとペイジのセッションなど私は最初から期待していなかった。なんせ、出演者多すぎであり。一部は入れ替わっており。
記事中にあるとおり、主催者がセッションを見られるかのように煽っていたのは事実だ。だから、主催者の罪は大きい。
もっとも、アワード形式というのは、プレゼンテーターと、ショーが同居するものであり、ライブだけを見るものではない。「出演」というニュアンスも演奏を確約しているわけではない。このあたり、フェス形式が徐々に日本に根付いたように、アワード形式というやり方に対する理解が足りなかったという部分もないか。
2.チケット30万円という事実のひとり歩き
これはヤフトピに取り上げられた記事にありがちなタイトルによるミスリードなんだが・・・。この記事も相当、誤解を与える内容である。
「30万円のチケット」というが、これはごく一部なのだ。
主催者のページから抜粋しよう。
チケット情報あらためて、なかなか大胆な値付けとラインナップだと思うのだが、30万円チケットというのは「アリーナ前列5列目以内保証」ということであり、全体の中ではごく一部である。あくまで一般論だが、この手のチケットは話題作りに使われるものであり。本当に30万円を払って参加した人は両国国技館のキャパから考えるとごく一部だろう。
・一般席A 18,000円(税込)
公演チケット1枚
・ゴールド・VIPパッケージ【数量限定】 60,000円(税込) → Sold Out
公演チケット1枚 アリーナ席保証
VIPラミネート付き
VIP専用エントランス
※VIPラミネートは公演当日会場にて受け渡しさせていただきます。
ロック・VIPパッケージ【数量限定】 100,000円(税込)
公演チケット1枚
アリーナ席保証
限定ギフトバックとグッズ、VIPラミネート付き
VIP専用エントランス
※グッズ・VIPラミネートは公演当日会場にて受け渡しさせていただきます。
[チケット販売プレイガイド]チケットぴあのみ
・プラチナ・VIPパッケージ【数量限定】 150,000円(税込)
公演チケット1枚 アリーナ良席保証
サウンドチェックのご鑑賞
限定ギフトバックとグッズ、VIPラミネート付き
VIP専用エントランスと優先入場
※サウンドチェックは公演前に行われます。詳細はご購入者に別途メールでご案内させていただきます。
※グッズは公演当日会場にて受け渡しさせていただきます。
・スペシャル・ボックス 250,000円(税込)
公演チケット4枚 (テーブル席と椅子でのご鑑賞)
VIPラミネート4枚
VIP専用エントランス
※VIPラミネートは公演当日会場にて受け渡しさせていただきます。
・パーソナル・スポンサーシップ・パッケージ【数量限定】 300,000円(税込)
個人・法人関係なく、クラシックロックを応援していただく方に向けた数量限定パッケージ。
公演チケット1枚 アリーナ前列5列目以内保証
サウンドチェックのご鑑賞
カクテルレセプションへご招待
限定ギフトバック、スポンサー専用TシャツとVIPラミネート付き
VIP専用エントランスと優先入場
誰もが、30万円を払ったかの印象を与えるこの見出しと記事内容はいかがなものか。
3.一般マスコミと、音楽マスコミの温度差
ロッキン・オンが運営するサイトの記事は、礼賛モードだった。
「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」、ジョニー・デップ、ジミー・ペイジらロック・レジェンドが集結! 日本初開催の大型イベントを速報レポート (2016/11/13)| 洋楽 ニュース | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト
http://ro69.jp/news/detail/151391?rtw
批判的な言葉はほぼ存在しない。例のジミー・ペイジ出ない問題には「残念だった」と書かれていたが、ジェフ・ベックのパフォーマンスを褒めちぎっている。
うがった見方をすると、音楽マスコミの御用化というか。そんな見方もできなくはない。
一方、例の記事はデイリースポーツで。一般マスコミというか、スポーツ新聞で。叩かんかなというトーンになっており、そちらが拡散している。
もっとも、このデイリースポーツの記事は、やや雑だと言わざるを得ない。彼らが声を聞いたというのはごく一部だし、SNSで批判が殺到なのは事実としても、どれくらい批判があったのか数はわからない。
この温度差を見ると、同じ国なのかと思うレベルなのだけど。
メディアのあり方の差でもある。
思うに、洋楽の新企画のイベントというのは、そもそもアーチストが来日するのか、とか、仕切りの問題もあり、何かとトラブルがあるものだ。ましてや主催者が音楽イベント慣れしていなかったようにも思い。そして、ライブは生物であり。
主催者を擁護するつもりはないが、ジミー・ペイジ詐欺、チケット30万円という言葉のひとり歩きも怖いと思った次第だ。
伝説のUDOフェス、またやらないかなあ。



