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アメリカ大統領にトランプ氏

多くの予想を覆して、何と、あのトランプ氏が、新しいアメリカの大統領になってしまいました。とても心配です。まだ全ての州の集計は終わっていませんが、選挙人の数で、トランプ氏が279と過半数の270を上回り、クリントン氏の228を引き離して、勝利しました。

投票数では、現在のところトランプ氏ほ5869万余りを、クリントン氏の5991万が上回っていることからも接戦であったことが、わかります。アメリカのメディアもクリントン氏の勝利の確立が9割とみていたので、大番狂わせです。
アメリカ国民の格差や白人の割合が減って移民が増えることでの労働面の不満など、怒りや痛みが予想を超えて大きく、現状打破を求める思いが強かった結果かと思います。

それにしても、あれだけ過激な発言を繰り返し、政治家の経験もない、未知数のトランプ氏に国の将来を託したことを、アメリカ国民は後悔しないのでしょうか。国を二分した闘いの後、ホワイトハウス前には抗議するクリントン支持者が押し寄せている、と伝えられています。

メキシコとの間に壁を作る、不法移民は送り返す、イスラム教徒の入国は許さないなどの発言を実行するのでしょうか。女性蔑視の言動など、品位も疑われます。
自由と平等、民主主義、開かれた市場経済など、アメリカが世界に広げてきた国際秩序が揺るぐという危惧を持ちます。クリントン氏のメール問題での訴追を選挙戦中に言い出したFBIの動きも影響したと思われます。取り消す前に4割が期日前投票をしていたのですから。

2度の大統領選に敗れたクリントン氏、アメリカのガラスの天井は、まだ破られず、女性だから、ということが敗因のひとつでもあったかと思います。若者はクリントン支持が多数だったのに、若者の投票率が全体の2割しかなかったこと。
また、選挙人登録が面倒で、投票しなかった黒人やヒスパニック系の人が多かったこと。

言われているように、既成政治、既得権の象徴のように見られたことなど、クリントン氏の敗因は、いろいろあると思います。TPPからの脱退、温暖化防止のパリ協定からの脱退など、世界に大きな影響が出ると思われます。日本にとっても、在日米軍の経費を全額出さなければ米軍を撤退させる、日本も核を持てばよい、など同盟国であることを否定する発言がなされています。

トランプ氏は、経済閣僚には、自身のゴルフ仲間の経済界の友人たちを考えているとも伝えられています。外交・安全保障等には、共和党の良識ある議員が就くことを願っています。

日本では、株価が、昨日は一時1000円以上値下がりしましたが、勝利のあとの発言が穏当であったことなどから、アメリカの株価が持ち直し、日本でも今日は上がっていますが、影響を受けています。
安倍総理が、今日、電話でトランプ氏と話し、来週にも訪米して会談したい、としていることは、全く予想がつかない人が大統領になるのですから、必要なことだと思います。

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