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警察こそ取調べ過程の全面可視化が必要

こうしたタイトルのエントリは前にも書いたような気がするが、またしてもその思いを強くするようなエピソードが公にされた。

「可視化ビデオないねん」警官、取り調べで暴言

ヤフー経由のヨミウリ・オンライン記事だが、消防士を任意で取り調べていた羽曳野の警察官が次のように発言したそうだ。
「(署の)道場行く?」「つまみ出すからな」「営業妨害しやがって。仕事進まんやんけ」「二人の密室やからね。(取り調べを録音・録画する)可視化とか言ってるけど。残念ながらここビデオも何もないねん」「家もガサ(家宅捜索)入るで。イヤキチ(嫌がらせ)でやんねん」
警察官が、まともな取調べをしているというのであれば、それこそビデオ録画して見せて欲しいものである。

普段からこういう取調べをしているのではないのか?

ちなみに、普通、警察官に強圧的脅迫的な取調べを受けたと言っても、警察は決して認めない。調査もしない。ちょっと前か今もかは分からないが、いじめを指摘された学校の対応と全く同じかそれ以上の強固さだ。
暴力を振るわれたとしても、決して認めない。傷が残っても、自分で転んだというお決まりの文句が出てくる。

今回何故バレたか、なぜ警察が認めざるを得なくなったかというと、ICレコーダで被疑者が録音していたからだ。現に、ICレコーダの録音の存在が明らかになるまでは、「暴言などを理由に取り調べの中止を求めたが、同署の聴取に巡査部長は暴言を否定。」ということで終わっており、結局公判まで持ち込まれたのである。

こういうことが重なると、暴言とか脅迫的取調べをしないようにするよりもまず、取調べにICレコーダを持ち込ませないようにする措置をとることだろう。きっと、取調室に入る前に金属探知機で念入りに探るようになるに違いない。

それはともかく、警察が言うところの、被疑者との信頼関係を醸成して自白を得るというのが、実はどういうことなのか、この事例が如実に示していると考えられよう。

くり返し言うが、そうではないというなら、是非とも取り調べ過程の全面的可視化をしよう。
もともと、取調べが適正に行われていることの立証責任は、取調べを行う側にあるのだということを忘れないように。

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