記事

『世襲格差社会』(橘木俊詔、参鍋篤司著)

『世襲格差社会』(橘木俊詔、参鍋篤司著)



 先般、札幌弁護士会では、医師、歯科医師を招いて専門職についてのシンポジウムを行いました。
 医師、歯科医師は世襲が多いと言われていますが、世襲の意味について考える上では、参考になる著作です。
 思い起こせば世襲の典型例は農家などの第1次産業であったり、小売業ですが、これらは現代では、世襲によって何とか維持されているものです。特に農業については世襲自体が困難となっており(農業切り捨て政策のもとでは必然の結果です)、世襲の限界もあります。
 世襲が富の独占をもたらす弊害もありますが、機会の平等の実現が不可欠でしょう。
 法曹に関する世襲の記述もありましたが、従来は司法試験の難易度から、親がつがせたいというだけでは不可能だったことなども興味深いところです。近年は、二世の弁護士が増えてきたのも顕著です。
 最高裁長官が二世というのはどうなのでしょう?

 世襲が当然だというように受け容れるのではなく、その構造くらいは理解したいものです。
リンク先を見る

あわせて読みたい

「世襲」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。