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  • ヒロ
  • 2011年09月25日 10:00

プーチン独裁の時代と日本

2012年は世界の主要国でトップ交代が予定されていますが、ロシアについてはプーチン首相が大統領に返り咲き、メドベージェフ大統領が首相になると報道されています。プーチン氏が首相になった際、メドベージェフ氏はプーチン氏の傀儡とも言われていましたので大統領の制度上を利用した替え玉で今回再び、大統領に返り咲き、一気に最大2期12年にわたる長期政権に望む可能性があります。

プーチン氏は元KGBという事もあり、強面の部分、それからビジネスマンとしての才能もあり、僕のイメージは強欲な独裁者という感じでしょうか?

彼が再び前線に立てばまず、自国経済の再強化からスタートするでしょう。プーチン第二期の2004年から07年は年間6−8%の成長を遂げBRICSの中でも存在感が高かった時期です。

彼の事ですから、まずは国力、国内経済力を強化しながら欧州側との接点を更に確かなものとした上でシベリアを通じたアジア外交に目が向いてくると思います。一番気になるのは中国とどう接していくか、という事かと思いますが、中国も来年、国家主席が習近平氏に変わる見込みですので両者のポリシーがどう出るか次第です。直感的にはプーチン氏は妥協を許さない強硬派ですから中国とうまくやっていけるのか、この辺が注目されるところではないでしょうか?

一方日本ですが、正直、僕は分が悪い、とみています。もともと戦後日露外交は北方領土問題が常に鎮座しており、そのポジショニングにおいて、ロシア側が一時期歩み寄りを見せたこともありますが、プーチン氏がかなり頑なな態度に変換しています。僕にはロシアが今の外部状況で譲歩する理由がないとみえますので本件で進展があるとはにわかには思えません。

北方領土関係に関しては過去に何度かチャンスがありました。最近ではエリツィン大統領の時だったと思います。あの頃はロシア国内が疲弊しており、一方で日本側は外務省ロシアスクール派の外交努力もあり、ほぼ、二島返還までこぎつけていたと思っています。ただ、その二島返還が「これっきり」と解すのか、「まず二島ありき」なのかで揉めたことは事実です。更にその間にロシアが力を回復し、日本側は例の外務省問題が勃発した事もあり、それまでの努力何十年分かが一気に流れた、という感じでしょうか?

プーチン氏にとっては北方領土は「積極的に返還する理由がない」と考え続けるでしょう。日本側はロシアへの外交上の切り札もあまりなくもともと外交ベタの日本にとってプーチン下のロシアとなれば正攻法で攻めるには周辺外交事情が変わらない限り厳しい状況が続くでしょう。

一方、経済関係はプーチン氏は日本の技術が欲しいところですが日本の民間企業、特に自動車産業などは自主的に進出していることから極端な話、何の努力もなしに日本がお土産を持ってやってくる状態であります。

プーチン氏は知る人ぞ知る柔道家。しかしその柔道もいまや世界の指導的立場において日本はイニシィアティブはとっていません。日本の外務省はまた一本、取られてしまうのでしょうか?

ということで今日はこのぐらいで。

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