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中国残留孤児問題を忘れないで

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帰国者らによる舞踏劇や歌、中国民族楽器演奏なども披露された。(写真/渡辺妙子)

戦争の記憶が風化していく中、中国残留孤児問題を忘れてほしくないと、10月2日、東京都内で「中国残留孤児問題フォーラム」が開かれた。午前と午後の2部構成になっており、午前の部は残留孤児の肉親捜しに奔走した山本慈昭の生涯をたどる映画『望郷の鐘』の上映。午後の部では元孤児でNPO中国帰国者・日中友好の会理事長の池田澄江さんのあいさつ、同じく元孤児で同フォーラムの呼びかけ人である中島幼八さん(本誌2015年9月18日号で紹介)の基調報告に続き、大久保明男・首都大学東京教授の司会のもと、4名のパネリストが残留孤児問題が忘れられていく危惧や、養父母への支援の必要性などを語った。

白西紳一郎さん(日中協会理事長)は「二度と国のウソにだまされてはならない」と強調、寺沢秀文さん(満蒙開拓平和記念館専務理事)は「残留孤児の身元を見ると、多くが満蒙開拓団の子弟。日本がアジアで何をしてきたかを知り、次の世代に伝えていかなければならない」、羽田澄子さん(映画監督)は「憲法9条を守り、絶対に戦争をしてはいけない」、安原幸彦さん(中国「残留孤児」国家賠償訴訟弁護団幹事長)は「中国人配偶者と結婚している残留孤児も多い。養父母はもちろん、配偶者を支援する制度作りも今後の課題」と、それぞれの視点から発言した。

(渡辺妙子・編集部、10月7日号)

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