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新潟県知事選での米山隆一候補の当選を祝す

やりましたね。新潟県知事選での米山候補の当選、おめでとうございます。

 今回ほど、我が故郷・新潟県を誇らしく思ったことはありません。きっぱりとした選択によって県民の良識をはっきりと示したのですから。

 16日に投開票された知事選の結果は、無所属新人で医師の米山隆一さん(共産、自由、社民推薦)が、前同県長岡市長の森民夫さん(自民、公明推薦)ら3新人を破り、初当選しました。米山さんは現状での東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に反対しています。

 7月の鹿児島県知事選でも九州電力川内原発の一時停止を求める三反園訓さんが当選しています。同じような構図で闘われた知事選挙で、同じような結果になりました。

 このような県民の選択を尊重するのであれば、政府の原発政策を見直すことは避けられません。しかも、投票率は53.05%で前回の43.95%より10ポイント近くも高くなっており、米山さんが52万8000票、森さんが46万5000票と、6万票以上の大差がつきました。

 米山さんの出馬表明は告示6日前とギリギリのタイミングでした。完全に出遅れた形になりましたが、それからの追い上げはすさまじく、一気に追いつき、追い抜いたことになります。

 その原動力となったのは野党共闘の威力であり、これが第1の勝因です。民進党は「自主投票」となり、連合新潟は森候補を応援しましたが、最終盤になって蓮舫代表や前原さんなどの幹部が「自主応援」に駆けつけ、「滑り込みセーフ」のような形になりました。

 民意に沿った対応を行うことができなかった民進党は、今回の選挙を全面的に総括するべきです。その足を引っ張った連合は、きちんと反省して蟄居・謹慎するべきではないでしょうか。

 第2の勝因は、柏崎刈羽原発に対する県民の不安に真正面から向き合ったことです。初当選を決めた米山氏は新潟市内の事務所で、「原発再稼働に関しては、皆さんの命と暮らしを守れない現状で認めることはできないとはっきりと約束します」と述べました。

 この姿勢が大きな支持を得たということでしょう。与党支持者の中にも原発の再稼動に不安を感ずる人が沢山います。

 しかも、新潟は原発事故を起こした福島のとなりで、避難してきている人もいます。県民にとっては、決して「他人事」ではないと受け取られたのではないでしょうか。

 第3の勝因は、TPPなどへの懸念が高まっていたということです。農業県である新潟にとってこの問題は無視できません。

 しかも、臨時国会では改めてTPPについての審議が始まりました。この問題についての賛否が選挙の結果にも微妙な影響を与えていたように思います。

 すでに、先の参院選でもTPPによって大きな影響を受ける東北地方や甲信越では野党の統一候補が当選していました。同じようなトレンドを今回の選挙でも引き継ぐことによって、TPP審議の出鼻をくじこうとしたのかもしれません。

 この勝利を23日(日)投開票の衆院補選に結び付けていくことが必要です。東京10区と福岡6区でも野党共闘の威力を発揮して統一候補を当選させ、「新潟ショック」を受け継いでいかなければなりません。

 原発、TPP、基地など地方での争点を明確化し、市民と野党が力を合わせれば地方の首長選挙でも勝つことができます。このような「勝利の方程式」が確立したところに、今回の新潟県知事選の最大の成果があったのではないでしょうか。

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