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笹川日本財団会長に保健人権大賞

世界で4人目 来年5月授賞式
国際看護師協会が決定


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保健人権大賞を受賞することになった笹川会長

長年、ハンセン病の制圧と差別撤廃に取り組んできた日本財団の笹川陽平会長に国際看護師協会(ICN、本部:スイス・ジュネーブ)から「保健人権大賞」が贈られることが10月13日、決まりました。同大賞は保健と人権分野で貢献した人物に贈られ、2000年の創設以来、受賞者は4人目。来年5月、スペイン・バルセロナで開催されるICN総会で授与式が行われる予定です。

笹川会長は2001年からWHO(世界保健機関)のハンセン病制圧大使、2007年から日本政府のハンセン病人権啓発大使として世界各地で幅広い活動を続ける一方、国連総会での「ハンセン病患者・回復者・その家族に対する差別撤廃決議」の成立や毎年1月の「世界ハンセン病の日」に発表されるグローバルアピールなどハンセン病との闘いの先頭に立ってきました。 授賞理由についてICNのジュディス・シャミアン会長は、「笹川会長は40年もの間、支援を必要とする人々に対し世界中で貢献してきた」とした上で、「もう脅威ではないとされているハンセン病の撲滅に対する笹川氏のコミットメントはわれわれが手本とすべき姿です」としています。

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ハンセン病患者を激励=2013年ブラジルで

またICNのCEOフランシス・ヒューズ氏は「ハンセン病は治る病気である一方、多くの誤った認識、誤解とスティグマ(社会的烙印)に直面している」と指摘した上で、そうした現実が「病気の発見と治療の障壁になっているほか、患者や回復者が経済的生産性を持った役割を担うことを制限している」と現状に対する問題を提起しています。

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ミャンマーでは少数民族問題にも取り組む

これに対し笹川会長は「ICNが患者、回復者に対する医療的サービスだけでなく、差別・スティグマの問題にも取り組んでいただいているのは非常に心強いことです」と述べるともに「今後も皆さまとともに尽力したいと思います」と新たな決意を述べています。

笹川会長が取り組んでいる幅広い人権活動も授賞理由となっているようで、ICNは発表文書で1986年のチェルノブイリ原発事故における被災児への医療支援やミャンマー国民和解担当日本政府代表としての少数民族支援なども指摘しています。

保健人権大賞はこれまでに元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏、元国連アフリカHIV/AIDS大使のスティーブン・ルイス氏、元国連人権高等弁務官のメアリー・ロビンソン元アイルランド大統領の3人が受賞しています。

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