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『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』

 突然ですが、私は法学部の出身で、人文科学系は個人的に結構好きだったので、いろいろかじっていたのですが、それ以外の社会科学系は殆ど素人と言っても良いような状態です。そのため、就職してからマーケティング論などの講演を聞いたことがあるのですが、どうも今一というのが偽らざるところです。

 そのため「4P」(Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(宣伝))という言葉は知っていても、だから何という感じで、どことなくマーケティングを馬鹿にしているところが無きにしもあらずでした。

 そうした中たまたま目にしたのがこの『新人OL、つぶれかけの会社をまかされる』で、久々に読んで面白かったと思える本でした。内容は確かに入門書の域を出るものではなく、書かれている内容もそんなに複雑なものではありません。



 しかし、この本自体がマーケティングの見本のような本で、如何に相手に興味を持って読んでもられるかを考えて小説仕立てで作られております。主人公の新人 OL、その上司(室長)、つぶれかけのレストランにいる職人肌のコック、いろいろ手助けしてくれる親戚の経営コンサルタント、それぞれが役目を振られており、見事な構成になっております。

 そして、この新人OLがつぶれかけのイタリアレストランの再建プランの作成をまかされるわけですが、主人公はやる気はあるものの、ある意味どこにでもいる普通のOLで、最初は本当に頼りなく、いろいろ見当違いのことをしてしまいます。しかし、コンサルタントの力を借りながら、いろいろなことを学びつつ、再建プランを作成していくという内容です。

 この過程で彼女が学んだのは、必要なことは現場を見(知)ること、客が何を求めてここに来ているのか考えること、他との差別化を図るといった当たり前過ぎることが並べられおります。しかし、主人公の失敗を見ながら読むと、自分も同じ失敗をしていないかと考えさせられながら読めるから不思議なものです。

 どうしても私のような頭でっかちの人間は、自分の知らないことを知っている人、新しいこと(発想)を気づかせてくれた人だけを尊敬する傾向があります。しかし、この本を読んで本当に思ったのが、同じものでもやり方によって、新しい魅力を発することができるということです。

 そして、この本で最も印象に残ったのが、イタリアレストランを経営するのに、イタリアのことを知らずに何ができるかという話になった時のことです。主人公のOLがイタリア行きを渋っていると、コンサルタントが、成功する(勝つため)には何が必要かという話をします。

 いろいろな条件が出来てきますが、最も重要視されていたのが、「勝ちたいと思う気持ち」です。勝ちたいと思ったら、それだけ努力(練習)するし、勝つためにはどうしたら良いか自分で考えるというわけです。

 本当、考えさせられました。どの位考えさせらたかというと、自分でもブログのフォントを変えて見ようかとか、いろいろ考えるほどの影響を受けました(14ポイントにしようかと思ったのですが、かえって見づらいので12ポイントにしております)。ブログへの訪問者が少ないと嘆くのではなく、少ないのであれば、どのようにすれば多くの人に見てもらえるようになるか、自分なりにいろいろ試行錯誤してみようと思っています。

 これまで、自分自身も読みにくいとは思うことがあったのですが、それでも内容があればと馬鹿の一つ覚えのように同じことを繰り返していたのが恥ずかしい限りです。読む人の身になっていろいろ試して見たいと考えております。

 他にも何かこうした方がよい、ここがダメという意見があれば、是非ともいろいろお教えいただきたく何卒よろしくお願いします。

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