記事

タイのプミポン国王の死去

以前から「いつ、どのように」と噂されていたタイのプミポン国王が死去したとのニュースが入った。「やはり」である。これは、東南アジア情勢に大きな影響を与える可能性がある。

タイのプミポン国王は在位70年だったとのこと。1946年、つまり第爾氏世界大戦が終わってすぐに国王となったわけだ。その在位の間に、タイは東南アジアで最も発展した。

1970年代、父親がビルマ(あえてビルマと書いている)に行った時、「タイのバンコックに戻るとほっとする」と感想を述べていた。当時でもそれなりの国だった。

1977年、僕と家内の新婚旅行ではバンコック(ついでにシンガポールと香港)に行った。今で言うとミャンマーのヤンゴンという感じの状態だった。やはりそれなりの、飯はまあまあ美味いし、治安もインフラもそこそこの都市だった。

ニュースによると、タイ王朝の後継者はワチラロンコン皇太子ということだが、国内の評判は良くないらしい。それよりも国王の娘だったか、そちらの評判がはるかに高いと、今は亡き福間氏から聞いた。それにもかかわらず、皇太子が順序に従って国王になるとすれば、今後のタイはどうなるのか。不透明である。これまでのタイでは国王が最後の重しとなり、タイがきわめて不安定になるのを防いできたから。

東南アジアも、いよいよ混迷の時代になるのか。世界中、国民を納得させられるような統治者の出現は困難を極めている。ミャンマーも根底には難しさがある。今後の有望株と評価されていたフィリピンも非常に怪しい。東南アジア全体、投資するには政治リスクがある地域なのだろう。そうはいっても、中米、アフリカ、中近東、東欧周辺国に比べれば安定しているように思える。

世界情勢はよくわからない。むしろ、安心して投資できる国は数か国というのが正しい。

あわせて読みたい

「タイ」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    BLOGOSサービス終了のお知らせ

    BLOGOS編集部

    03月31日 16:00

  2. 2

    なぜ日本からは韓国の姿が理解しにくいのか 識者が語る日韓関係の行方

    島村優

    03月31日 15:41

  3. 3

    「いまの正義」だけが語られるネット社会とウェブ言論の未来

    御田寺圭

    03月31日 10:09

  4. 4

    カーオーディオの文化史 〜ドライブミュージックを支えた、技術の結晶たち〜

    速水健朗

    03月30日 16:30

  5. 5

    BLOGOS執筆を通じて垣間見たリーマンショック後10年の企業経営

    大関暁夫

    03月31日 08:27

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。