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資金集めのパーティのおかしな慣習。

衆議院議員だった頃、よく政治資金パーティに出席しました。同じ党内の方がほとんどでしたが、面白い慣習がありました。事務所に届くパーティ券は金額の上に「ご招待」の判子が赤字で押されているのです。表向きは招待なのですが、会場で会費をキチンと祝儀袋に入れて渡すのです。「みんな、資金集めの為にパーティをしているので、同僚であれ、先輩であれ、招待であれお金を払うのが礼儀」なのだそうです。私の秘書さんは、ベテランだったのでこの手のことには詳しかったのですが、知らなかったら招待だと思って行ってしまうところでした。

パーティの相場は都心のホテルで大体2万円。当然、領収書を発行していただきますが、うちの党では金額が白紙だったことは一度もありませんでした。

会場に入って来賓の挨拶が続いた後、乾杯の前に若輩政治家は名前を呼ばれ、壇上に上がります。そして「乾杯~~」が終わると会場を後にします。残ってお料理を食べるのは「恥ずかしいこと」なのです。多い日はこれを一晩に3回くらい繰り返します。で、改めて一緒に出席している同僚議員さんと晩御飯を食べに行くのです。一口2万円のビールです。付き合いにお金がかかるとはこういうことかと(笑えない(><)与党の議員さんはこういったパーティで1,000人くらい集めるのです。

わたしも本の出版をした時に「出版記念パーティ」と銘打って、地元のホテルでパーティを開きました。本が付いて1万円です。が、支援者の方からは「ホテルで1万円のパーティなんて、庶民感覚からずれている、高すぎる」というお叱りをたくさんいただきました。パーティ券をまとめ買いしてくださるお客さまもいません。でも、私はなんとなく嬉しかったのです。私の応援をしてくれる方々は多分、今まであまり政治家を応援したことのない人が多いのだなと思いました。「政治家はカネがかかるのは当たり前」と疑問も持たずお金を払ってくれる人ではなく、変な政治の慣習を知らない人達が初めて興味を持ってくださったのが「杉田水脈」だったって、とても光栄だなと。

それから、パーティで資金集めをすることは諦めました。企業献金もいただかない、資金集めパーティもしない。でも、政治活動はちゃんとできました。だから、選挙に弱かったのかもしれませんが、後悔はしていません。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161007-OYT1T50099.html

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