記事

プロなら批判も嫉妬も許される

『君の名は。』を「プロから見ると全然面白くない」と酷評した江川達也が炎上し、『GANTZ』の奥浩哉から「この人、なんのプロなんだろう」と批判されたらしい。

わしは『君の名は。』を名作だと思ったし、新海誠監督の過去の作品を見ても、なかなか面白いと思った。
また新作を発表すれば見に行くだろう。

江川達也は嫉妬してるだけだろう。
だが、今活躍中の漫画家に、「この人、なんのプロなんだろう」と言われるほど、惨めなことはなかろうと思う。
そう言われないように、現役でプロをやり続けるしかない。
プロとは、とにかく自分の腕で食っている者のことだ。
漫画家ならば、漫画で食っていく存在であり続けることだ。

わしはテレビには、バラエティー番組は出ないことにしている。
プロのタレントではないし、なりたくもないし、漫画家であることを忘れられてはマズい。
AKB48の番組はひと頃、次々出てしまっていたが、あれは完全にのぼせ上がっていたのだ。
メンバーに会いたくて引き受けてしまっていただけだ。

「朝ナマ」はしょうがない。
『ゴーマニズム宣言』という漫画の性格上、論客になってしまったから、国のため、公のためには出なきゃいけない時もある。
だがわしは、肩書は常に「漫画家」しか使わない。
漫画でスタッフを雇って、食わせているからだ。

わしは自分をプロだと思っているが、『君の名は。』は間違いなくオタクの贔屓の枠を超えて、一般性を獲得した作品であり、それこそがプロの証明ではないか。

手塚治虫は若手のスター漫画家が現れたら、嫉妬していたらしい。
それが許されるのは、手塚が現役のプロだったからだ。
プロであれば、批判も嫉妬も許されるのだろう。

あわせて読みたい

「君の名は。」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    森ゆうこ氏への請願黙殺する自民

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  2. 2

    野村克也氏「イチローは超一流」

    幻冬舎plus

  3. 3

    安倍首相の虚偽答弁 新たに判明

    田中龍作

  4. 4

    韓国社会を映す韓流スターの自殺

    渡邉裕二

  5. 5

    「サイゼ料理をアレンジ」は面倒

    fujipon

  6. 6

    中村哲医師はなぜ銃撃されたのか

    NEWSポストセブン

  7. 7

    高圧的な立民 野党合流は困難か

    早川忠孝

  8. 8

    Uberで性暴行 約半数は客の犯行?

    島田範正

  9. 9

    出所したら…新幹線殺傷男に衝撃

    文春オンライン

  10. 10

    Nスぺ地震特集に「完成度低い」

    和田政宗

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。