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世界が中国共産党の秘訣を必死で研究

 7月1日は中国共産党建国結党90周年で、中国のマスコミではこの話題で一辺倒となっております。そこで具体的にどのような報道がなされているか紹介したいと思いったのですが、せっかく紹介するのであればやはりこれぞ中国というものを紹介したいので、そうなるとやはり中国万歳の『環球時報』が一番ではないかと思い、見てみたところぴったりの記事がありました。

 それが、この如何にもこの日のために総力を結集して書いたであろうと思える「世界探究中共成功秘诀 铸造强国被称“信守承诺”」(世界が中国共産党の成功の秘訣を探究している、それは強国をつくるためには“承諾したことを忠実に守る”ことだと述べている)です。

 当然1人の記者ができる言語は限られており、通常は自分の担当する国の記事を書くこととなります。そのため「外国が」「世界が」といっても、特定のメディアで報道されたことを以て、このメディアではこう言っているという紹介がせいぜいです(自分も中国語と英語以外の外国語は殆どできませんので、いつもこれはいやという程実感しております)。

 今回の記事では「世界」の名に恥じぬよう世界各国の報道を寄せ集めてきて、世界が皆必死になって中国が何故共産党指導のもと、これほどまで発展することが出来たのか研究(暗に共産党を褒め称えていると言いたいようです)しているかを紹介しているものです。

 紹介されているのは登場順に、韓国、ドイツ、日本、インド、パキスタン、イギリス、フランス、フィンランド、シンガポール、アメリカ、ロシア、スイスとなっており、本当に頑張ったなという感じです。

 先に念のために言っておきますが、中国の報道は日本のテレビなどがよくやる手法と全く同じで、自分に都合の良いところだけをつなぎ合わせて記事をつくるということを平気でします。それに現在これだけ経済が発展した中国のことを研究しようとすれば、中国は事実上の一党独裁体制をとっているので、共産党のことを記事に(研究)しないわけにはいきません。そのため、これらの国々のメディア(研究者)が中国共産党に言及していたとしても別に何の不思議もありません。

 さて、記事の内容ですが、どの国の記事がどう言っていたか1つ1つ言及するのはかなり面倒なので、大体このようなことを言っていたという紹介にとどめさせていただきます。先に述べたように、基本的に下の内容は各国のメディア(研究者)がそういう報道をしていたという形で紹介されています。

 中国共産党がこれほどまでに強大な生命力を持てる理由は、人事部、宣伝部、人民解放軍の三本柱がそれざれ自分の仕事に責任を持って仕事をしているからである。

 共産党は大衆の声に耳を傾け、大衆の中から人材を補充する。共産党は絶えず学習し続け、実践の中から経験と教訓を学び取る。中国には2700の党の学校と2000もの行政学院があり、未来の共産党幹部候補を養成している。
  
 「時代にあわせて進んでいる。」確かに共産党内部に争いもあったし、失敗もあった。しかし、時代にあわせて変化してきた。例えば毛沢東はソ連とコミンテルンのコントロールを抜け出したし、訒小平は硬化した政策を修正した。
 
 中国人は昔から外来文化を吸収することを望まなかったわけではないが、常に「自分自身を中心」にすることを忘れなかった(これは極めて重要なことで、だから中国は民主や人権を受け入れるが、中国は中国独自の「民主」「人権」を追求していくということになるわけです)。 
  
 中国共産党が成功した秘訣は「簡単にいうと、中国共産党は国家に託されたこと、中国の近代化をなしとげるということ、をきちんとはたしたことだ」

 もっとありますが、こうしたことが続いてるだけですので、ここいらで止めておきます。なお、一番最後のものが今回の記事の標題のもとになったものです。このことからも、共産党自身も自己の政権の正当性が経済発展にあることを自覚していることが読み取れます。

 また、それ以外にもこれらは、共産党が自分にとって好ましいと思っていることを紹介するという形をとっているので、これを見ると中国共産党が自分たちの理想型をどのようなものとして考えているかよくわかり、なかなか興味深いものがあります。

 最後に追加補足ですが(これまで私のブログを定期的に読んでくださって言う方には周知のことかと思いますが)、中国語の翻訳記事は自国に都合の良い意訳や都合の悪いところの削除は日常茶飯事です。そのため、これが外国の記事の翻訳として紹介されたものだとしても、本当に元記事がそう言っていたという保証はどこにもありません。

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