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地方ポケモン事情

先日はPokémon GO(以下ポケモンGO)プレイヤー30人ほどが観光地の公園を占拠してちょっと異様な空気に満ちていたことを書きました。その話をポケモンGOプレイヤーである弟のBに話したところ

B「それは平日だからそれしか人がいなくて、その程度で済んだんだ。その公園はその地区どころか県内五本の指に入るポケモンスポットとして県内プレイヤーの間では有名な場所。土日となればその何倍もの人間がポケモンのために県内のあちこちから自動車で集まってきてもっとすごい光景になる。それでもそこは観光地だからまだ良い方で、別のスポットは郊外で近くにショッピングセンターがあるものだから、全く買い物をする気のないポケモン客で駐車場が占領されてしまう異常事態がずっと続いている」

都心ではあり得ない話ですが、地方の郊外でのショッピングセンターの駐車場は出入りに全く制限がないことがしばしばあります。どうせやってきてもそのセンターか近郊で買い物するか食事するかくらいしかやることがないので、その方が気軽な来店者を増やすことができることと、近所の個人経営の店との間に波風立てずに立地するにはそれがベストだからです。ところが、ポケモンGOのような変則的な客が増えるとその方針はこのように裏目に出てしまいます。少しくらいならまだしも何十台何百台と買い物しないのに駐車場だけ使う客が次々とやってきてしまっては普通の買い物客に支障が出るばかりか経営そのものを揺るがしかねません。最悪周囲と揉めるのを覚悟のうえで駐車券システムを導入するしかないでしょうが、ポケモンGOの異常事態はいつまで続くか分かりません。金をかけ、気が向けば買い物してくれるかも知れない客を追い出して遠ざけてでも本来の買い物客を重視した戦略に切り替えたところでブームが去り、跡は荒地が残るだけ・・・なんて展開もあり得ます。経営者にとって右を向いても左を向いても暗い道しか見えない、頭の痛い状況でしょうね。

都心ではポケモンGOは散歩ゲームでしょうが、地方では自動車がないとまともに遊べないゲームとなっているようです。おそらく思っている以上にプレイヤーの平均年齢は高いでしょう。先日中高年の姿しか見えなかったのも当然と言えます。都会では、立ち入ってはいけない場所にズケズケ入っていく人たちばかりが報道されますが、地方のこうした状況の方が深刻であるとわたしは思います。インターネットの登場いらい、なまじっか情報だけ地域差がなくなったことによって、行動や物資入手の地域差はもうどうしようもないところまで拡大してしまっていますが、ポケモンGOはこれからはネットサービスの上でも地域差が物を言う、そういう時代になっていくことの象徴となるのでしょうか。ただ、駐車場問題に関しては、あくまで弟の印象と面白半分で盛って話している可能性もありますので、絶対の真実ではないかも知れませんが、そういう側面はあるでしょうね。

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