- 2016年10月03日 19:32
安倍総理、自民党憲法改正草案の実現こそ、自民党議員の「公約」ですか?
4/5○ 辻元 もう一点お聞きしたいことがあります。稲田大臣はこういうことをおっしゃっています。自国のために命をささげた方に感謝の心をあらわすことができない国家であっては防衛は成り立ちません、これは日本という国家の存亡にまでかかわるとおっしゃっています。ところが、そうおっしゃっている大臣が国防の責任者になられて、ことしの八月十五日です、防衛大臣になられて初めての八月十五日、全国戦没者追悼式がございました。これは閣議決定までして、天皇皇后両陛下、総理大臣、両院議長を初め、政府の公式の追悼式。ことしは五千八百人の遺族の方。遺族の方は、御高齢の方が多いです、全国から出てこられているんです。これは、先ほど天皇陛下の御公務の話がございましたが、最重要の御公務だと言われております。これを欠席されたんですよ。あなた、いつも、命をささげた方に感謝の心をあらわすことができない国家ではなりませんと言っているにもかかわらず、全国戦没者追悼式、これに欠席するというのは、私は言行不一致ではないかと思いますよ。そう思いませんか。いつもおっしゃっていることと。違いますか。政府の公式ですよ。そして、調べました。防衛大臣で閣議決定されてから欠席したのは、あなただけなんですよ、今まで。言行不一致じゃないですか。いかがですか。
○稲田防衛大臣 私が常々、日本の国のために命をささげた方々に感謝と敬意、そして追悼の思いを持つということは、私は日本の国民の権利でもあり義務でもあるということを申し上げてきました。そんな中で……(発言する者あり)義務というよりも、心の問題ですね。心の問題ですというふうに申し上げてきました。その中で、今回、戦没者追悼式へ出席しなかったという御指摘ですけれども、それはまことにそのとおりでございます。そして、その理由については、就任後、国内外の部隊について、一日も早くみずからの目で確認して、その実情を把握して、また激励もしたい、そういう思いから、部隊の日程を調整してきた結果、残念ながら出席をしなかったということでございます。( 辻元「反省していますか」と呼ぶ)大変残念だったと思います。
○ 辻元 これは急にジブチの出張が入ったと言われているんですけれども、八月十三日に日本を出発して、十五日を挟んで十六日に帰国されているんですよ。十二日に持ち回り閣議で、ばたばたと出発しているわけです。確かに、世界各国、日本の国内の自衛隊の現場を防衛大臣が視察されること、激励されることは大事ですよ。しかし、あなた、日ごろ言っていることと違うんじゃないですか。こうもおっしゃっていますよ。いかなる歴史観に立とうとも、国のために命をささげた人々に感謝と敬意をあらわさなければならない。毎年、靖国神社に行ってこられましたね。このジブチの、何か、そのいつもおっしゃっていることと、それも公式行事ですよ。先ほどの天皇の御公務の話がありましたけれども、何回もおっしゃる言葉を推敲されて書き直されたという報道も出ておりました。そんな中で、あなたの戦争で亡くなった方々への心をささげるというのは、その程度だったのかと思われかねないんですよ。ですから、そんなに緊急だったんですか。いかがですか。
○稲田防衛大臣 今、今までの私の発言、読み上げられたとおりです。その気持ちは、今も変わりません。今回、本当に残念なことに出席できなかったということですが、御指摘は御指摘として受けとめたいと思います。
○ 辻元 私たち国会議員は、例えば地元で式典があったり集会があったりします、この日も。でも、防衛大臣ですよ。ジブチ、行きたくなかったんじゃないですか。稲田大臣がいつも八月十五日に靖国に行くと、防衛大臣が行くと問題になるから回避をさせるためではないかと報道されているんですよ。あなたは、私は防衛大臣だったら信念を貫かれた方がいいと思いますよ。南スーダンの質問をします、南スーダンについて。これも防衛大臣です。安保関連法、強行採決から約一年たちました。いよいよ動き出す可能性があるんです。その第一弾が南スーダンPKOの新任務の付与だと言われております。この中で、南スーダン、御承知のように、七月の八日から大統領派と前第一副大統領派の間で大規模な衝突が起こっている。七月といえば参議院選挙のころですよ。そして、二百七十人の死者が出たと言われていますけれども、私、現地のNGOの方に一昨日電話をかけまして、ヒアリングをいたしました。そうすると、現地では千人ぐらいの死者が出ているんじゃないかと言われているんです。
といいますのは、現地で、御遺体が腐敗するのですぐに埋めてしまった、いろいろなところで。被害の実情がわからないと言っています。ここで、ほんの二カ月前には戦車や武装ヘリ、ロケット砲も使われたと言われています。国連の施設にも砲弾が撃ち込まれ、多くの死傷者が出た。戦闘で約四万人が退避したと言われています。PKO部隊にも死者が出ております、これは中国ですけれども。そんな中で、この南スーダン、PKO五原則のことも含めて揺らいでいるんではないかという懸念の中で、新任務、宿営地の防護や他国軍や民間人含めてのいわゆる駆けつけ警護というものなんですね。まず、総理にお伺いします。現在、二カ月半たっております。この中で、自衛隊が活動しているエリアも含めて南スーダンの状況、そしてPKO五原則は崩れていないという御判断でしょうか。
○安倍内閣総理大臣 南スーダンにおいては、本年七月に首都ジュバ市内においてキール大統領派と当時のマシャール第一副大統領派との間で衝突が発生し、治安が悪化したことから、政府として引き続き緊張感を持って現地情勢を注視しているところであります。他方、衝突発生後、双方が敵対行為の停止を表明して以降、これは衝突発生後直ちに双方が敵対行為の停止を表明したわけでございまして、大統領も第一副大統領もその指示を出したわけでございますが、現地の情勢は比較的落ちついているというふうに承知をしております。当該衝突については、現地に派遣されている要員からの報告や我が方大使館そして国連からの情報等を総合的に勘案すると、PKO法上の武力紛争が新たに発生したとは考えていません。また、当時の第一副大統領派等が紛争当事者に該当するとは考えていないわけでありまして、したがって、PKO参加五原則は維持されていると考えております。
○ 辻元 私、今お聞きしたことはちょっと上辺という感じがします。おととい聞きました話では、確かに自衛隊の宿営地があるあたりはおさまっているんですが、そこから六、七キロ先になりますとまだ銃撃戦があると。六、七キロというと、東京駅から新宿ぐらいです。という話を直接、十五日まで現地にいたNGOのスタッフに聞きました。これは、大統領派がPKOの増派を反対していたんですね。なぜかと思ったら、要するに、UNハウスというのがあるんですが、これは国連です。この近くに避難民の収容施設があるんですが、ここが副大統領派と言われている部族が多く避難しているということで、政府軍と言われる大統領派が攻撃しているというわけですよ。避難民や、その避難民を保護している国連の職員というのは主にそこで働いている。そして、このUNハウスの近くに自衛隊の施設隊の作業現場もあるわけです。そうしますと、どういうことが起こっているかというと、なぜ増派を大統領派が嫌がったかというと、この避難民の収容所というか、避難所みたいなところに反政府軍と見られている副大統領派の部族がたくさんいるから、そこを政府軍が攻撃したりするものだから、そうすると、PKO部隊がそれを防ごうとしたら政府軍と戦うことになってしまうわけですよ。ですから、PKO五原則は、その政府の当事者の、原則、受け入れの合意がないとできないというところがもう既に崩れかけている、また崩れているんじゃないかと各国が懸念を始めていることを、稲田大臣、御存じですか。



