記事

第2四半期米GDP確報値1.4%増、企業投資上向く

[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省が29日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)確報値は、年率換算で前期比1.4%増と、改定値の1.1%増から上方修正された。市場予想の1.3%増を上回った。輸出が輸入を上回って伸びたほか、企業投資が上方修正され、全体を押し上げた。経済見通しに前向きな兆しとなった。

JPモルガン(ニューヨーク)のエコノミスト、マイケル・フェローリ氏は「経済成長率は緩やかながら一段と底堅さを取り戻しつつあるようだ」と述べた。

企業投資は1.0%増と、改定値の0.9%減からプラスに転じた。企業投資の増加は昨年第3・四半期以来初めてで、エネルギー企業を中心とする投資削減が最悪期を脱したことを示唆した。原油安がエネルギー企業が打撃を受け、企業投資が落ち込んだことは、米連邦準備理事会(FRB)にとって懸念材料だった。投資削減は長期的にみて経済成長を抑制する可能性があるからだ。

企業投資のうち、建物や機器への投資は当初の推計よりも小幅な減少に改定されたほか、研究開発(R&D)投資も上昇修正された。

米経済の3分の2以上を占める個人消費は、第2・四半期に4.3%増えた。輸出が輸入を超える伸びとなり、貿易のGDPへの寄与度は2014年の第3・四半期以来の大きさとなった。

ただ、企業の積極的な在庫解消の動きは続いており、在庫が502億ドル減少。GDPの重しとなった。住宅建設も落ち込んだ。

税引き後の企業利益は0.6%減に上方修正された。

利益の落ち込みを反映し、所得面から経済活動を把握する国内総所得(GDI)は、0.2%減となった。

こうした中、GDP確報値が当面の金融政策運営に影響を及ぼす可能性は低いが、FRBにとって、海外経済が弱含む中で米国が底堅さを保っているとの自信を持つ材料となるかもしれない。

FRBのイエレン議長は28日、FRB当局者は雇用市場が引き締まるにつれて、インフレが加速する可能性を懸念しており、年内の利上げを想定していると述べた。

*内容を追加しました。

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    「自民党は嫌いでも、投票するのは自民党」立憲民主党が自民党に勝てない最大の理由

    御田寺圭

    09月23日 08:07

  2. 2

    「レジ袋の有料化」と「レジ袋の減少化」が生んだ本末転倒な事態

    自由人

    09月22日 22:07

  3. 3

    河野氏は論戦巧者 他の候補者3人がほぼ無防備な年金問題に手を付けたのは上手い

    ヒロ

    09月23日 10:39

  4. 4

    NHK党・立花孝志氏 へずまりゅう擁立も「二度と信頼しない」と支持者が続々離脱

    女性自身

    09月23日 10:32

  5. 5

    専門家の感染者数予想はなぜ実数とかけ離れてしまうのか

    中村ゆきつぐ

    09月23日 10:26

  6. 6

    45歳定年なんてホントに実現するの?と思ったときに読む話

    城繁幸

    09月23日 16:12

  7. 7

    43歳、年収600万円で「結婚できないのが辛い…」と会社を辞めた男性に励ましの声

    キャリコネニュース

    09月23日 12:17

  8. 8

    新型は納車2年待ちの「ランドクルーザー」 なぜ世界中で高い信頼を得られたのか

    NEWSポストセブン

    09月23日 13:25

  9. 9

    菅さんの水面下での仕事の成果が今になって出て来たようだ

    早川忠孝

    09月22日 15:52

  10. 10

    横浜市長就任後も疑惑について説明しない山中竹春氏 ウソと恫喝の追及は続く

    郷原信郎

    09月22日 10:56

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。