記事

【新潟県知事選】野党共闘は潰えた 民進、原発再稼働の連合に配慮

画像を見る

蓮舫代表。口だけは勇ましいが。=2015年9月、宮下公園での反安保集会 撮影:筆者=

 野党共闘に向けての一縷の望みは絶たれた ―

 あす(29日)告示の新潟県知事選挙に、社民、生活、共産の推薦で立候補を予定している米山隆一氏(49歳)。

 米山氏はけさ民進党本部を訪れて蓮舫代表に支援を要請するはずだったが、中止となった。

 米山氏は野党第一党である民進党の支援を得られないまま、原発再稼働を掲げる自公候補と選挙戦を戦うことになる。

 「野党共闘路線を維持する」とした蓮舫新体制のウソが早くも露呈した。

 田中はきょう午前8時30分頃から永田町の民進党本部前で米山氏が現れるのを待った。「9時に同党本部を訪れて蓮舫代表に会い、支援を要請する」という情報があったからだ。

 ところが直前になって米山氏が自身のツイートで「今朝民進党のツイッターで新潟5区公認内定取り消しとなった事を知りました・・・予定を取り消させて頂きます」と表明、訪問中止となった。

 米山氏本人が知らぬ間に「公認取り消し」「新潟5区支部長解任」となっていたのである。

 泉田裕彦知事に近い筋によると、泉田氏は自らの原発再稼働慎重路線を継承する米山氏を推していた。

 だが原発再稼働を熱望する連合新潟は猛反発し米山潰しにかかった。米山氏は離党のやむなきに至る。

 おんぶにだっこで連合のお世話になっている民進党が米山氏を支援できるはずがない。

画像を見る

東電の廣瀬直己社長は、柏崎刈羽原発の再稼働容認を求めて泉田知事に最敬礼した。=2013年9月、新潟県庁 撮影:筆者=

 共産、社民、生活の3党は米山氏擁立を民進に要請したが、民進党は17日に自主投票を決定してしまう。

 泉田路線を継承し柏崎刈羽原発の再稼動に慎重な姿勢を示す米山氏は、連合に嫌われ、民進党から無視されるかっこうとなった。

 米山氏は今の心境を和歌に託した。「捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ 我が身をぞ 越後の川に 賽と投げ打つ」。

 もし米山氏が出なければ森氏の無投票当選になるところだった。東電・柏崎刈羽原発の再稼働が争点となる選挙戦さえなかった。

~終わり~



『田中龍作ジャーナル』は読者のご支援により維持されています

あわせて読みたい

「新潟県」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    韓国すり寄り止まらぬ岩屋防衛相

    木走正水(きばしりまさみず)

  2. 2

    ラオスのダム決壊 韓国と協議中

    tenten99

  3. 3

    嫌韓が高齢者に多いのはなぜか

    WEDGE Infinity

  4. 4

    セブン廃棄ロス策 5%還元に呆れ

    永江一石

  5. 5

    恩知らずは消える 芸能界の現実

    倉持由香

  6. 6

    丸山議員は辞職不要 使える存在

    奥山真司

  7. 7

    批判に弱い幻冬舎の見城徹社長

    渡邉裕二

  8. 8

    のん巡る裁判で異例の事実が発覚

    SmartFLASH

  9. 9

    AKB商法 秋元康の汚点になる恐れ

    PRESIDENT Online

  10. 10

    北方領土「武力奪還」は認識不足

    舛添要一

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。