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- 2011年08月29日 23:58
野田佳彦民主党代表に期待すること
29日に行われた民主党代表選で野田佳彦氏が選出された。野田氏の選挙区は千葉県船橋市である。菅直人首相に続き東京都心へ至近な都市を地盤とする政治家が首相の座に着くことになる。
もちろん東日本大震災からの復興も喫緊の課題として進める必要はある。しかし野田政権にもう一つ即座に取り掛かってもらいたい問題がある。「一票の格差の是正」だ。何しろ野田氏の出身である衆議院小選挙区千葉県第4区こそ日本で最も票の価値が貶められているのだから、彼も心底是正すべきと思っているはずである。彼に一票の格差是正の前進を期待したい。
2010年現在、衆議院の一票の格差が2倍を超える選挙区は55に上るという。衆議院の任期が最長でも2年余りとなった今、該当する選挙区を2分割してしまうのが最も手っ取り早い格差の解決策だ。
すると当然55議席分増加してしまうが、一旦増やして国会が公平な議席配分を実現した方が議員削減より国民の意思を反映するマシな選択ではないだろうか。もし出来るなら、同時に比例代表枠を削ると良いかもしれない。
参議院の一票の格差の現状は更に酷い状態で放置されている。鳥取選挙区と神奈川選挙区では格差が5倍である。改選1の(鳥取)選挙区から議席を奪うことは、参議院の改選を定めた憲法の条文上出来ない。かといって神奈川選挙区を現在の5倍の議席にするといった調子で各選挙区の定数を是正してしまえば、全国の選挙区選出参議院議員の数が400、500と膨れ上がってしまう。
もはや参議院選挙は都道府県単位の選挙区で議員数の抑制と公平を両立させるのが極めて難しい。隣接する都府県選挙区同士を合区して議員定数を調整していくしかないのではないか。
参議院選挙では広大な北海道でさえ一つの区として扱われている(そして北海道は不当に一票の価値も低い)。ならばその半分、四分の一の面積しかない九州、四国もひとつの区として合区しても許されそうなものだ。
一票の価値が不当に高い選挙区の選出議員は、ホンネでは是正などされたくないに違いない。また一票の格差を放置したままで長期間政権を掌握してきた自民党も是正に乗り気ではないであろう。
しかし選挙権の不平等を解消することに露骨に反対する訳にも行くまい。また政権党でもある民主党は大都市での得票が多い為、一票の格差是正による利益を受けることが期待出来る。
本来は政権交代直後すぐ一票の格差是正に取りかかっていればもっと実現性が高かったのだが、まだまだ望みは断ち切られていないのではないだろうか。
もちろん東日本大震災からの復興も喫緊の課題として進める必要はある。しかし野田政権にもう一つ即座に取り掛かってもらいたい問題がある。「一票の格差の是正」だ。何しろ野田氏の出身である衆議院小選挙区千葉県第4区こそ日本で最も票の価値が貶められているのだから、彼も心底是正すべきと思っているはずである。彼に一票の格差是正の前進を期待したい。
衆議院は大都市圏に小選挙区を増やす
2010年現在、衆議院の一票の格差が2倍を超える選挙区は55に上るという。衆議院の任期が最長でも2年余りとなった今、該当する選挙区を2分割してしまうのが最も手っ取り早い格差の解決策だ。
すると当然55議席分増加してしまうが、一旦増やして国会が公平な議席配分を実現した方が議員削減より国民の意思を反映するマシな選択ではないだろうか。もし出来るなら、同時に比例代表枠を削ると良いかもしれない。
参議院は都府県を合区する
参議院の一票の格差の現状は更に酷い状態で放置されている。鳥取選挙区と神奈川選挙区では格差が5倍である。改選1の(鳥取)選挙区から議席を奪うことは、参議院の改選を定めた憲法の条文上出来ない。かといって神奈川選挙区を現在の5倍の議席にするといった調子で各選挙区の定数を是正してしまえば、全国の選挙区選出参議院議員の数が400、500と膨れ上がってしまう。
もはや参議院選挙は都道府県単位の選挙区で議員数の抑制と公平を両立させるのが極めて難しい。隣接する都府県選挙区同士を合区して議員定数を調整していくしかないのではないか。
参議院選挙では広大な北海道でさえ一つの区として扱われている(そして北海道は不当に一票の価値も低い)。ならばその半分、四分の一の面積しかない九州、四国もひとつの区として合区しても許されそうなものだ。
一票の価値が不当に高い選挙区の選出議員は、ホンネでは是正などされたくないに違いない。また一票の格差を放置したままで長期間政権を掌握してきた自民党も是正に乗り気ではないであろう。
しかし選挙権の不平等を解消することに露骨に反対する訳にも行くまい。また政権党でもある民主党は大都市での得票が多い為、一票の格差是正による利益を受けることが期待出来る。
本来は政権交代直後すぐ一票の格差是正に取りかかっていればもっと実現性が高かったのだが、まだまだ望みは断ち切られていないのではないだろうか。



