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Google+Motorola: Microsoftは「当て馬」だった

先週、「MotorolaがWindows Phone陣営に乗り換える可能性を示唆」というエントリーに書いた通り、あの手のアナウンスメントにはだいたい何か裏の事情がある。

そして今日、GoogleがMotorolaの携帯電話部門を買収することがアナウンスされ(参照)、その裏事情が何であったかが明らかになった。あれは、MicrosoftとGoogleを競争させて価格をつり上げるための牽制球だったのだ。

Microsoftが実際どの程度Motorolaとの話をしていたかは不明だが、1ドルでも高く売りたいMotorola側としてはGoogleから買収の話が来た時点でわざわざMicrosoftを「当て馬」として引きづり出して競争させようとするのは当然。あのアナウンスメントは、Microsoftに向けたラブコールでもあり、Googleに対する「早く良い条件で結婚を申し込んでくれなきゃ、他の人と浮気しちゃうわよ」メッセージでもあったのだ。

ちなみに、GoogleがMotorolaを買収した一番の理由は携帯電話関連の特許(参照)。これで、Appleとクロスライセンスに持ち込むに十分な「持ち玉」が出来た。逆に、Motorolaの株主から見れば絶妙なタイミングでの「売り抜け」。じり貧になる前に高値で売り抜けることができたMotorolaの株主は大喜びだ。

それにしても、はしごを外された形になったのはAndroidを採用した他のスマートフォン・メーカー。全く異なるビジネスモデルを持つGoogleは、これで文字通り「破壊的な価格」で携帯電話を販売することが十分に可能になったわけで、これでAndroidスマートフォン・ビジネスは「デバイス単体では利益が出せないビジネス」になることはほぼ確実である。ソニエリの経営陣は、パテントに関しては喜んでいるかも知れないが(参照)、収益という点に関しては頭を抱えているに違いない。

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