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もんじゅ再稼働にいくらかかるか?

高速増殖炉「もんじゅ」をどうするか、議論になっている。

私は議論の余地はなく、さっさと廃炉にすべきだと思う。

エネルギー政策的には、意味のない施設だが、億が一、再稼働することになったら、それなりのコストがかかる。

政府内で、コスト計算が行われているが、おおよそどの程度のコストがかかるのだろうか。

文科省からヒアリングしながら、自民党の行政改革推進本部で試算してみた。

まず、もんじゅ本体を新規制に対応させるコストがある。

新規制がないのだから、試算のやりようがないが、軽水炉の新規制対応を横目で見ながら鉛筆をなめるとざっくり約400億円。

これについては、桁が一つ違う(桁が一つ多くなるのでは)という意見もある。

さらに、設備などの試験をやらなければならず、このコストがやはりざっくり数百億円。ヒアリングでは500億円はかからないかも、ということなので400億円とおいてみる。

もんじゅは停止していても年間200億円の維持管理費がかかるので、これは必要になる。

さらにもんじゅの燃料工場を新規制に対応させる必要がある。

このコストもざっくり数百億円。仮に400億円としてみる。

燃料工場ももんじゅ同様に現在でも維持管理費が年間30億円かかっている。

新規制ができて、申請、工事、認可などのプロセスを経て、再稼働まで何年かかるか、これも不明だが、ざっくりざっくり7年としてみる。(10年はかかるという説もある)

もんじゅは運転再開してから、フル出力に達するのに2年、そこから6年運転して評価することになる。

つまりもんじゅ再稼働の費用は、前提条件によって大きく変わるが、

もんじゅ本体新規制対応  400億円
もんじゅ関連設備等試験  400億円
燃料製造工場新規制対応  400億円
もんじゅ維持管理費 200億円x(7年+2年+6年)
燃料工場維持管理費  30億円x(7年+2年+6年)

合計すると6年の運転のために必要なのは4,650億円。

4,650億円という数字は、政府が精査して出してくるだろう数字と比べると、「たぶん少ない」。

もちろん、この数字は前提条件によって変わってくるが、文科省と話をして、ざっくりざっくりの前提条件はこんなものとして出した一つの数字だ。

これを見ただけでもんじゅは廃炉にすべきということに異論はないだろう。

問題はその後だ。

経産省などは、フランスと共同でアストリッドという高速炉の研究をやろうとしている。

そのためには金食い虫のもんじゅを廃炉にしたほうが非難されにくいというよみだろう。

もんじゅ廃炉は当然として、核燃料サイクルの見直しをすべきなのだ。

「コストが最も安い」はずの原発のコストを新電力にも負担させようとしたり、我が国のエネルギー政策は利権温存のために迷走している。

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