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頑張れ、日本発ドローン

小型無人機ドローンの米国内での商用利用に関する新ルールが8月29日に発効したこともあり、先月はドローン関連のニュースが米国メディアを賑わしていました。

それに比べると、日本ではドローンに関するニュースにあまりお目にかからないのですが、米国発のニュースで、こんな日本メーカー製のなかなかユニークなドローン映像に出会いました。


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先の記事では「先端に鉤爪を持ったロボットアームを備えた巨大なサイボーグの鷲みたいだ。赤ん坊や老人を拐っていけるぞ」などと表現して、従来のドローンの常識から外れたタイプに驚いて記事にしたようです。

私にとってもなかなか興味深かったのですが、恥ずかしながらこれを作った「PRODRONE」というメーカーについては初耳。早速、サイトを探しました。すると、他にもユニークな「プロ仕様」のドローンを作っていることを知りました。

同社のサイトのトップページに行くと、いきなり、様々なドローンを紹介する動画が流れています。その画像の上に記されているメッセージはこうです。

You create services and applications,
and we create professional drones for you.

新しいビジネスに見合う産業用ドローンを作り出しますよ、ということで、ホビー用のメーカーではないことが分かります。

製品のほとんどは大企業や研究所などからの注文によるもので一般向けに市販はしていないようですから、サイト内で紹介されている幾つかについて、愛称のようなものはなく記号表示だけです。

その一つ、PD4-AWというのは雨天でも飛行できる全天候型で、かつ着水も可能で、水面を進みながら、本体の下に装着したカメラで、川の中の様子などを撮影出来るようです。


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同じく全天候型のPD6B-AWは、最大積載量が20㎏もある多用途機。全天候でなければ、プロ用シネカメラも搭載可能という30㎏搭載のPD6B機もあります。

最新のものは、9月7日のプレスリリースで公表されたPD6-CI-L機。説明によると「社会インフラ検査市場向けに水平面・垂直面両方の壁面検査が可能な自走式張り付き型ドローン」ということです。

要は、橋梁などの検査で、天井に張り付いて移動し、写真を撮るなどの検査のほか、壁面にも張り付いて移動、検査ができるというもので、形態はすこぶるユニークです。


で、こんな風に作動します。


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これと、冒頭の鷲みたいなドローン(PD6B-AW-ARM)は、9月7日から9日まで米国ラスベガスで開催される産業用ドローン見本市「InterDrone2016」で参考展示されたのこと。

PRODRONE社の法人設立は2015年1月だとありますから若い会社で、社員も13人にすぎませんが、ここまでやれるんですね。

日本には他にも、今年初夏の頃、楽天と共同で、プレイ中のゴルファーに飲み物や軽食などを届けるサービスを自社開発のドローンで試みた、千葉大発のベンチャー自律制御システム研究所や、飛行中の映像を遠隔地でモニタリングし、指示も出せるシステムを開発しているV-CUBE ROBOTICSなど、幾つかの動きもあるようです。

おりしも、政府は第4次産業革命などを推進する戦略を議論する「未来投資会議」を発足させたばかり。その一環として、この分野にも期待したいものです。

なお、PRODRONE社の空撮デモビデオで、とりわけ軍艦島の様子が見応えがありますので紹介しておきます。


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