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「バラバラな民進党を体質改善する」民進党代表候補・玉木雄一郎

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子育て世帯にとっては毎月4万5000円の支援になる

――30~40代の子育て世代にとって、子どもの教育費は非常に大きな問題です。教育費が出せないから子どもを増やせない、という家庭は多い。実際に玉木さんの言う政策を実施し、5兆円を教育に投資した場合、子育て世帯はどの程度の支援が得られるのか。具体的な数字を教えてください。

【玉木】就学前教育の無償化は約1.2兆円で実施できると試算しています。単純計算ですが、5兆円を20代から40代の子育て世代の世帯数(931万2893世帯)で割ると、年間約54万円、毎月約4万5000円の支援が得られることになります。世帯年収500万円の場合、現在、東京都の認可保育園の保育料が約1万5000~2万円程度ですから、大きいですよ。実現可能な政策だと自負しています。

――民主党はかつて「子ども手当」を公約に掲げましたが、財源問題で満額支給を断念していますよね。玉木さんの案も、財源が確保できなければ難しいのではないですか。

【玉木】だからそれを「国債」という形で実施するのです。「財源がない」というのは役人の発想です。やるべき事があったら手を尽くして実行するのが政治の役割です。これまでの政治は、選挙で票を集めやすいシルバー世代におもねる政策が中心で、効果が出るのが20~30年先になる、子ども関連の政策は後回しにしてきました。現在は、そのツケが回ってきたと考えてよいでしょう。20~30年先を見据えて事を興すことができるのは、政治だけです。

――しかし、国債とは借金です。借金をして未来の若者にツケを回すということでは、他の国債と同じではないですか。

【玉木】大事なのは、借金をしてでも少子化問題に本気で取り組まなければならないということです。それだけの投資価値があるのが「子ども」なのです。これまでのように中途半端な政策をチマチマと実施していても、必要なところにお金が回りません。結果として効果が出ず、無駄な投資を繰り返すことになります。思い切った子育て・教育支援によって子どもの数が増えれば、彼らは将来、立派な納税者になります。20年~30年償還の「こども国債」を発行すれば、彼らが自らその借金を返していくことになります。

――「子どもに投資しよう」というスローガンを強調すると、シルバー世代の社会保障が手薄になる印象を持ってしまいます。年金世代から文句は出ませんか。

【玉木】現役世代が支払った保険料を仕送りのように高齢者などの年金給付に充てるのが今の公的年金の仕組みです。財源を負担してくれる若い世代を育てることをしないと、高齢者の安心も立ちゆかなくなる。そこを理解してほしいのです。

インターネット+AIで、国民の細かなニーズを直接吸い上げる

――玉木さんは「インターネット陳情」を提言しています。インターネット陳情とはどういうものですか?

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【玉木】まずインターネットで陳情を受け付けます。陳情内容をAIを使って分類し、各省庁に自動的に割り振れるようにします。そして、1週間以内に回答を(陳情した人に)戻します。そのやりとりをすべてオープンにしよう、というものです。

今の陳情は、政治家と顔見知りであるとか、業界団体に入って献金をしている人しか、意見が通らない仕組みです。それでは不公平ですよね。陳情の「中ヌキ」を実施することで国民の細かなニーズを直接吸い上げる仕組みを提供するのです。

――ニーズを組み上げたとしても、与党でないと事業予算を執行できないのではありませんか。

【玉木】それは間違いです。新規の事業は難しいでしょうが、すでに予算としてついている金額の範囲内のものであれば、どの党の代議士でも予算を付けることができます。実際、補正で基金として積み上がってはいるが、使われていない予算が多額にあるのです。それを発掘して有効に活用するためにも、インターネット陳情は有効な手段だと思います。

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