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【金融政策の秋】

先週金曜日のマーケットが大混乱!NYダウ平均株価は400ドル近く下落。マイナスが続いていたドイツの10年もの国債の利回りがプランスに転じました。

この根底にあるのは、Rate-Rise Fears Trip Up Markets(FRBの利上げ懸念が市場の足をすくう)とWSJ。ざっくりこんな内容です(全文の翻訳ではありません)。

8日にヨーロッパ中央銀行が金融政策を据え置いたことで市場のセンチメントを悪化させた。その後、米FRBの高官が9日に、経済指標が弱いにもかかわらず利上げに踏み切ることを示唆

ボストン連銀のローゼングレン総裁はスピーチの中で「徐々に金融政策の正常化の続行を目指すことは妥当だ」と述べたのだ。 

9月20日と21日に公開市場委員会を開くFRBは、利上げを行うか、あるいは年内のもっと遅い時期に行うのか意見が拮抗する中で難しい判断を迫られる

ローゼングレン総裁はかつては低金利の維持を主張していただけに、市場を悪化させた。ダウ平均株価は394ドル45セント急落。率にして2.1%は、 Brexit懸念が広がった6月24日以来の下落幅である。

10年もののアメリカ国債の利回りは1.671%まで急騰し、6月23日以来の高さとなった。国債の価格の下落と反対に、利回りは上がるものだ。

年前半にFRBの手を縛ってきたイギリスのEU離脱の決断やぱっとしない雇用統計といった懸念は徐々に解消していて、政策金利を引き上げる理由はある。とは言え、景気の拡大は鈍く、物価上昇も遅いため、今すぐ引き上げる緊急性はない

ダラス連銀のキャプラン総裁は、「われわれは忍耐強くなれる」と述べている。最終的にはイエレン議長しだいだ。8月には利上げの環境は整いつつあると述べて、意見の割れるFRBを一つの方向に舵を切ろうとした。タルーロ理事は、9月の公開市場委員会では「侃々諤々の議論が行われるだろう」と語った。

FRBのブレイナード理事のスピーチが12日に予定されている。9月の公開市場委員会の1週間前の13日からは高官がブラックアウトとして発言を控えるため、ギリギリのタイミングでの発言となる。

市場では9月に政策金利が引き上げられる確率は、8日の段階では18%と見られていたのが、9日に24%に跳ね上がった年内の利上げの確率も51%から55%に上がった

投資家はFRBの金融政策を予想しつつ、マイナス政策金利政策を導入しているヨーロッパ中央銀行や日銀の次の一手にも注目している。ヨーロッパ中央銀行と日銀の政策の結果、世界の国債の利回りは下落したが、投資家は、そろそろ買い取れる国債をめぐって限界に近づいているのではないかと懸念している。 

一時は、マイナス金利が非現実的だと思われていたが、今や、プラスの金利があり得ないと見られている。なんて奇妙な世界なのだろう。

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