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- 2011年09月15日 10:31
ギリシャ問題が終息しない理由
ギリシャ問題がまた再燃していますね。一体全体、ヨーロッパはどうなっているのでしょう?
こうやってギリシャ問題が収まらないことには、いくつかの理由がある訳ですが‥直接の理由はと言えば‥どうもギリシャの財政再建計画が軌道に乗っていないというのです。
考えてみたら、前回、ギリシャ問題で大騒ぎしたのが今から2か月前の7月上旬。たった2か月しか経っていないのです。つまり、たった2か月くらいでギリシャの状況が急変する訳はないと思うのですが‥
本日、久しぶりにBSのニュースをみていると‥ギリシャが言ったことが全然実現できていないことが理由だと言っていました。
先ず、税収を増大させる予定が‥脱税する企業が多くて、なかなか税収が上がらないのだと。それに、財政再建のために多くの国営企業を民営化する約束であったのが、水道事業も郵便事業も民営化は進んでおらず、電話会社が民営化されただけなのだ、とか。
まあ、しかし、いろいろなしがらみがある訳ですから、民営化には時間がかかるのは当然でしょう。それに、水道事業や郵便事業を民営化するのが、果たして適当なのかと言えば、大いに疑問であるのです。
従って、税収がなかなか増加しないとか、民営化が進まないことがギリシャ問題の本質であるとは、決して私は思わないのです。
私は、ヨーロッパの人々、特に、ドイツやフランスの国民がギリシャ問題の本質を誤解しているのが背景にあると思うのです。そして、ドイツやフランスの政治家が、国民に真実を語っていないことが背景にある、と。
ドイツやフランスの国民は、ギリシャ問題をどう捉えているかご存知でしょうか?
彼らは、こう言うのです。「ギリシャをどこまで助ければいいのだ!?」
ドイツの国民やフランスの国民とすれば、少しくらいはギリシャを助けるのは止むを得ないとしても、自分たちが犠牲になるのには限度がある、と言いたいのです。だから、彼らは、メルケル首相やサルコジ大統領が、ギリシャ支援に前のめりになっている姿が理解できないのです。
そして、メルケル首相やサルコジ大統領にしてみれば、国民の支持が得られないから、それ以上思い切ってギリシャ支援に踏み込むことは難しい訳なのです。
で、その結果、支援が不十分であるものだから、再三再四、ギリシャ問題が沈んでは浮かび、浮かんでは沈んで‥を繰り返す訳なのです。
では、メルケル首相やサルコジ大統領は、どうしてそこまでギリシャを救済したいと考えるのか?
実は、彼らはそれほど本気にギリシャのことを考えている訳ではないのです。もちろん、欧州の統一ということを考えれば、ギリシャに頑張ってほしいのはそのとおりでしょうが、だからといって、自国民の税金でギリシャの人々を助けようと思うほど慈悲深くはないのです。
でも、表向き、ギリシャに支援の手を差し伸べている訳なのです。
しかし、そうやってギリシャに支援の手を差し伸べないと、ギリシャの国債がデフォルトを起こしてしまうから行っているのです。ギリシャの国債がデフォルトを起こすと困るのは誰か? それは、ギリシャの債権者です。では、ギリシャの債権者とは? それは、フランスやドイツの大銀行であるのです。
つまり、ギリシャがぽしゃれば、自国の大銀行の経営が危なくなる。だから、ギリシャが潰れないようにドイツとフランスは支援をしているのです。
では、はっきりとそう国民に言えばいいものを‥と思ってしまう人もいるかもしれませんが、そうなれば、無用の不安を惹起してしまう恐れがあるので、そうも言えないのです。
今、ヨーロッパでは、共同債構想も提案されています。ユーロ圏の各国が発行する国債の利回りに大きな差が生じないようにするために、例えば、ドイツなどが連帯保証人になることによって、ギリシャなどが低利で起債することを可能にしたらどうか、と。
まあ、財政難に苦しんでいる国からしたら、大変にありがたい話であるかもしれませんが、そういったアイデアは中途半端なものでしかないのです。
そんなことを言うのであれば、そもそもユーロ圏が一つの国になればいいだけの話です。でも、一つの国になっても、日本の都道府県と同じで、地方公共団体によって信用度は違う訳す。そうして信用度が違うのにもかかわらず、同じような条件で起債をすることを認めるのがいいのかどうか?
もちろん、よくないのです。信用度が低いのには、それなりの理由があるはずです。だから、向かうべき方向は、根本的な問題の解決でなければなりません。
ヨーロッパの関係者は、ギリシャのユーロ圏からの離脱は、最悪のシナリオだと言っていますが、私はそうは思いません。最悪だというのは、ギリシャがデフォルトを起こしてユーロ圏から離脱することは、ドイツやフランスの大銀行が、即座に大量の不良債権の処理を余儀なくされ、金融危機に
発展するかもしれないので、そのことを危惧しているだけの話です。
ギリシャが、ユーロ圏を離脱すれば、ギリシャは極めて安い為替レートの恩恵によって経済が急回復することも期待できる訳ですが、今のままでは、経済が回復するのには大変長い時間がかかることになるでしょう。
要するに、みんな、都合の悪いことから目を逸らそうとしていることが、ギリシャ問題が終息しない理由であるのです。
こうやってギリシャ問題が収まらないことには、いくつかの理由がある訳ですが‥直接の理由はと言えば‥どうもギリシャの財政再建計画が軌道に乗っていないというのです。
考えてみたら、前回、ギリシャ問題で大騒ぎしたのが今から2か月前の7月上旬。たった2か月しか経っていないのです。つまり、たった2か月くらいでギリシャの状況が急変する訳はないと思うのですが‥
本日、久しぶりにBSのニュースをみていると‥ギリシャが言ったことが全然実現できていないことが理由だと言っていました。
先ず、税収を増大させる予定が‥脱税する企業が多くて、なかなか税収が上がらないのだと。それに、財政再建のために多くの国営企業を民営化する約束であったのが、水道事業も郵便事業も民営化は進んでおらず、電話会社が民営化されただけなのだ、とか。
まあ、しかし、いろいろなしがらみがある訳ですから、民営化には時間がかかるのは当然でしょう。それに、水道事業や郵便事業を民営化するのが、果たして適当なのかと言えば、大いに疑問であるのです。
従って、税収がなかなか増加しないとか、民営化が進まないことがギリシャ問題の本質であるとは、決して私は思わないのです。
私は、ヨーロッパの人々、特に、ドイツやフランスの国民がギリシャ問題の本質を誤解しているのが背景にあると思うのです。そして、ドイツやフランスの政治家が、国民に真実を語っていないことが背景にある、と。
ドイツやフランスの国民は、ギリシャ問題をどう捉えているかご存知でしょうか?
彼らは、こう言うのです。「ギリシャをどこまで助ければいいのだ!?」
ドイツの国民やフランスの国民とすれば、少しくらいはギリシャを助けるのは止むを得ないとしても、自分たちが犠牲になるのには限度がある、と言いたいのです。だから、彼らは、メルケル首相やサルコジ大統領が、ギリシャ支援に前のめりになっている姿が理解できないのです。
そして、メルケル首相やサルコジ大統領にしてみれば、国民の支持が得られないから、それ以上思い切ってギリシャ支援に踏み込むことは難しい訳なのです。
で、その結果、支援が不十分であるものだから、再三再四、ギリシャ問題が沈んでは浮かび、浮かんでは沈んで‥を繰り返す訳なのです。
では、メルケル首相やサルコジ大統領は、どうしてそこまでギリシャを救済したいと考えるのか?
実は、彼らはそれほど本気にギリシャのことを考えている訳ではないのです。もちろん、欧州の統一ということを考えれば、ギリシャに頑張ってほしいのはそのとおりでしょうが、だからといって、自国民の税金でギリシャの人々を助けようと思うほど慈悲深くはないのです。
でも、表向き、ギリシャに支援の手を差し伸べている訳なのです。
しかし、そうやってギリシャに支援の手を差し伸べないと、ギリシャの国債がデフォルトを起こしてしまうから行っているのです。ギリシャの国債がデフォルトを起こすと困るのは誰か? それは、ギリシャの債権者です。では、ギリシャの債権者とは? それは、フランスやドイツの大銀行であるのです。
つまり、ギリシャがぽしゃれば、自国の大銀行の経営が危なくなる。だから、ギリシャが潰れないようにドイツとフランスは支援をしているのです。
では、はっきりとそう国民に言えばいいものを‥と思ってしまう人もいるかもしれませんが、そうなれば、無用の不安を惹起してしまう恐れがあるので、そうも言えないのです。
今、ヨーロッパでは、共同債構想も提案されています。ユーロ圏の各国が発行する国債の利回りに大きな差が生じないようにするために、例えば、ドイツなどが連帯保証人になることによって、ギリシャなどが低利で起債することを可能にしたらどうか、と。
まあ、財政難に苦しんでいる国からしたら、大変にありがたい話であるかもしれませんが、そういったアイデアは中途半端なものでしかないのです。
そんなことを言うのであれば、そもそもユーロ圏が一つの国になればいいだけの話です。でも、一つの国になっても、日本の都道府県と同じで、地方公共団体によって信用度は違う訳す。そうして信用度が違うのにもかかわらず、同じような条件で起債をすることを認めるのがいいのかどうか?
もちろん、よくないのです。信用度が低いのには、それなりの理由があるはずです。だから、向かうべき方向は、根本的な問題の解決でなければなりません。
ヨーロッパの関係者は、ギリシャのユーロ圏からの離脱は、最悪のシナリオだと言っていますが、私はそうは思いません。最悪だというのは、ギリシャがデフォルトを起こしてユーロ圏から離脱することは、ドイツやフランスの大銀行が、即座に大量の不良債権の処理を余儀なくされ、金融危機に
発展するかもしれないので、そのことを危惧しているだけの話です。
ギリシャが、ユーロ圏を離脱すれば、ギリシャは極めて安い為替レートの恩恵によって経済が急回復することも期待できる訳ですが、今のままでは、経済が回復するのには大変長い時間がかかることになるでしょう。
要するに、みんな、都合の悪いことから目を逸らそうとしていることが、ギリシャ問題が終息しない理由であるのです。



