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日本は「高金利」だという記事

 日本は、実は「高金利」だという記事が日経の1面に掲載されています。

 「えっ、日本が高金利?」

 「ゼロ金利じゃないの?」

 「日本の国債の流通利回りは世界で一番低いはず!」

 そんな反応が返ってきそうです。でも、日経さんは、実は高金利だというのです。実はこれ、実質金利の話なのです。

 「実質金利って?」

 名目金利から物価上昇率を引いたもの。つまり、実質的な金利負担が分かるように物価上昇分を調整した金利だということです。例えば、名目金利が5%のときと10%のときでは、どちらの方が負担が重いでしょうか?

 「10%の方?」

 本当に?

 実は、仮に名目金利が10%であっても、そのときのインフレ率が10%であれば、それほど金利の負担を感じないかもしれないのです。何故かといえば、それだけインフレ率が高いと、給料も毎年それに近い割合で増加しているでしょうから。反対に名目金利が5%のときに、インフレ率がほぼ0%で給料が全然上がらないと、相当の重荷になるでしょう。

 「そういうことか」

 はい、そういうことです。

 「では、日本の実質金利は、実際どのくらいあるの?」

 日経によりますと、何でも0%前後だとか。

 「高くないじゃない!」

 「何を言いたいのだろうね」

 実は、アメリカや英国などは、実質金利が-3%とか-4%になっていて、それに比べたら高い、と。

 「何を言いたいのかな、この記事」

 そうなのです。そこが臭うのです。何故、今、こんな記事を掲載するのか? それも1面に。

 時々あるのですよね、こんな記事。この記事がそうだと断定することはできないのですが、誰かが特別の目的を持って記事を書かせることがあるのです。

 「何それ?」

 だから、新聞の記事を通して、世の中に自分たちの意見を主張したいとか、ある方向に誘導したいとか。つまり、もっともっと日銀に圧力をかけ、金融を緩和させたいと考えている輩が書かせた疑いが濃いということです。

 「新聞社はそんなことをするの?」

 会社としては、そんなこと認識していないでしょう。しかし、特定の記者が何となく、或いはデスクが何となく、そんな記事を紛れ込ませることはあり得ます。

 しかも、この記事については、何の証拠もありません。

 しかし、何故こんな記事が一面にと‥そう思いません?

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