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重国籍の日本人②〜問題の所在を考える上での参考図書

ワタクシの枕元にいつもある本。

『原稿戸籍制度五0年の歩みと展望』(戸籍制度五0周年記念論文集編纂委員会編・日本加除出版)『戸籍と国籍の近現代史』『近代日本の植民地統合における国籍と戸籍ー満洲・朝鮮・台湾』(両著とも遠藤正敬著 明石書店)

ともかく「戸籍」についてのありとあらゆる疑問は、この3冊で解けると言ってもいいぐらい、すごい。感動する。

ちなみに15000円、3000円、6800円(ὢd

なぜそんなに高いかと言うと、戸籍や国籍について普段から考えている人が少ないと言うこと。

でも、これらの著作を読むと、自分の「日本人」としての登録が、さまざまな歴史的経緯や思惑の中で作られて来たものであることを意識せざるを得なくなる。

「国籍」に関して関心が高まる中、流れる様々な情報の中でどれが正しいものか、その取捨選択をするためにも、「本物」の知識を得ておくことは大事である。

『戸籍と身分登録制度』(アジア家族法会議・編 日本加除出版)にはアジア諸国が植民地時代を経て、それぞれの身分登録制度を確立し、どのように運用しているかの論文がまとまっている。

台湾に関しては、コンピューター化や個人番号制による大きな変革の波がやって来た。

いずれにせよ、国をまたいだ人の移動や国際結婚が増えたことで、2つ以上の国で登録される子どもたち、人々の数も当然ながら増える。

一方で、日本は戦前、日本の国策に利用しうる人的支援として日中二重国籍=「台湾籍民」の地位を便宜的に保障して来た歴史がある(『戸籍と国籍の近現代史』第4章・P286参照)。

その日本が現在、重国籍をめぐって「神経過敏なまでに重国籍に対して防止策を講じる日本」が「国籍選択制度に固執しているのは皮肉なことである」と遠藤氏は指摘している。

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