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皇位継承の議論をしない勇気なきマスコミ

マスコミで「皇位の安定的継承」についての議論がまったく起こらない。 

8月8日の天皇陛下のお言葉は、導入部が「生前退位=譲位」という表現を使わないけれども、それを望まれる言葉だった。 

そして最後は、「安定的な皇位継承=女性・女系天皇の公認」という表現を使わないけれども、それを望まれる言葉だった。 

直接的な単語や表現を用いれば、政治的発言となるから、最大限の慎重なお言葉になるが、普通の国語力があれば、天皇陛下のご真意は容易に分かる。 

「皇位の安定的継承」は小泉政権以来、何度も天皇陛下やその側近が発してきたメッセージであり、野田政権のときも女性宮家創設が実現しかかったが、政権交代で、安倍晋三が潰して葬られた。 

天皇陛下と安倍晋三の間で、この皇位継承問題を巡り、「暗闘」が続いているのは周知の事実である。 

だが、この問題をマスコミは全然報じない。
ここが大問題なのだ。
マスコミも安倍政権を恐れて報道自粛している節がある。
国民の議論が必要なのに、議論を封じているのだ。 

産経新聞だけが100%、男系しかダメという論調を露骨に展開して読者を洗脳している。
読売新聞も読者を男系派に誘導したいようだ。 

そこに高森明勅や小林よしのりのような女系も公認という論者の登場はない。
両論併記はなく、排除されている。 

東京新聞だけがわしを登場させ、「一系であればいい」という社説を書いた。見事な勇気である。 

テレビを見ていると、「生前退位」の話題をちらっとすることもあるが、「皇位継承」には触れるチャンネルはない。
タブーになっている。 

そもそも8月8日の玉音放送は「皇位継承」こそが陛下の主眼であり、「生前退位」は、そのための議論を促すためのものであった。
その最重要ポイントを、マスコミは国民に伝えようとしない。
大本営発表しか伝えないという惨状にまで報道は退行しているのだ。 

「男系派はそれが伝統だと言ってます、女系派はそれは因習だと言ってます、さて皆さん方はどう思いますか?」このくらいの伝え方をしなければ、天皇陛下の望まれた国民的議論なんか起こるわけがない。 

そして、コメンテーターの中には、「私は男系がいい」「私は女系でもいい」と表明する者がいてもいいはずである。
だが、誰もが何かを恐れて発言しない。
面倒なことに巻き込まれたくない、皇統なんかどうでもいいとしか思ってないのだろう。
天皇陛下の悩みを解消してあげたいという気持ちなんかさらさらない。
それが国の「象徴」を追い求めて来られた天皇陛下に対する国民の返答だったということか? 

マスコミはタブーだらけである。
だからわしが『ゴー宣special』を描かなければならなくなる。
フィクションの世界だけを追求するわけにはいかなくなる。
この国のジャーナリズムの世界がカスだから、わしがやらねば日本の言論空間はタブーだらけになって、縮小していく一方ではないか。 

メディアを単なる食い扶持としか思ってない、つまらないマスコミ関係者ばかりである。

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