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おもしろきことも無き世を…

 ドジョウ総理の誕生から一カ月が過ぎ、最初の臨時国会も結局どうということなく閉会した。山岡消費者相や平岡法相など、野田内閣の各閣僚が野党時代に言っていたことと閣僚になっての発言や言動が全く異なることは明らかになったが、特段それ以上の問題にもならず、世間がとっくの昔に政治家の言動の誠実さについて諦めているということが示されただけだった。

そもそも野田総理自身が安全運転の官僚答弁に終始し、たかだか公務員宿舎建設の是非についてわざわざ視察までして政治主導を発揮しようとしていること以外に存在感がない。役所的事なかれ主義としか言いようがないし、震災や原発事故対応、厳しい円高傾向、どうにもならない沖縄問題など周囲の情勢は決してそれを許すものではないと思うが、しかし明確なミスもないのでイマイチどうにもならない。

三次補正予算の提出が遅いのは、単に政府・与党のダラシナサの問題なのに、今日もある場所で「自民党が足を引っ張るから駄目なんだ!」と言われたのは、もう悔しいとしか言いようがない。国会に提出されなければ野党の出番はない。国会提出前に手を組んだら国民不在の密室談合である。だから谷垣総裁は国会提出前の協議に応じない姿勢を示しているのだ。なのに、なぜそんな話になるのかなあ…。

 もっとも自民党の方も、参議院が人事がまとまらず揉めている。これまで倉敷・早島で歩いていて、参議院予算委員会の質疑の良い感想を聞く機会が何度かあった。西田昌司議員や森雅子議員、あるいや山本一太政審会長などキレ味の良い質疑者を立てて上手に国民にアピールしていたが、その立役者の小坂憲次参議院幹事長が辞任せざるを得なかったのは誠に不可解。

折角参院自民が良い方向で注目を集めていたのに、内紛が話題になるのは誠に残念としか言いようがない。同時に、石破茂政調会長および小池百合子総務会長の交代も、「任期が来たから」という以上に支持者に説明できる理由が思いつかない。ぶっちゃけて言えば、人事のローテーションにより党内の融和を図ったという、とても内向きの理由だろう。ひとりの現場の人間としては、新任の茂木敏充政務調査会長および塩谷立総務会長が、さらなるインパクトを世間に与えてくれるよう願うのみ。

 そんないささか盛り上がりを欠く政治情勢の中においても、僕個人としては元気で倉敷・早島の日常の活動をしている。この週末は各地の運動会などに伺ったり、街頭演説などに精を出したが、多くの方が期待のご声援を下さったことは本当にありがたいことだ。週があけても地道に挨拶回りなどに勤しむのみ。

 「おもしろきことも無き世をおもしろく」とは高杉晋作の辞世ともいわれる言葉だが、最近とみに気になるようになった。自分がそうできるように、何よりも地域の皆さまとの対話の積み重ねを大事にしてゆきたい。

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