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正論を述べれば述べるほど、相手が怒る理由

みなさんも、似たようなことを経験したことはないでしょうか?

自分は正しいことや筋の通ったことを言っているはずなのに、何故か相手が怒り出すということを。

そして、相手が誤解していると思って自己の正当性をさらに主張すればするほど、相手がますます怒り出すことを。

いわゆるアンチの行動も似たような行動様式ですよね。

有名な方のアンチなmentionを辿って、アンチ本人のツイートをみて何度がっくりしたことでしょう。

何故なら、怒る理由は自分が間違っていると(無意識に)自覚するからです。

よって、端から見ていてどちらが正しいか迷った場合、怒っている方が大抵間違っています。

しかし、これだけだと、例外というか、適用出来ないのではないかと思われる事例をいくつも思いつけるでしょう。

典型的な例を二つ挙げます。

例1) 東電と原発周囲の住民

例2) 犯人と殺された人の家族

後者が怒っているわけですが、怒っている方が正しいと考えるのが普通ですよね。

でも、違うんですよ。

いや、悪いのは東電であり、犯人なんですよ。その事実に変わりはありません。

でも、怒っている本当の理由は違うんです。

1)の場合、自分たちのふるさとを原発に頼らないといけないくらい寂れさせてしまったことに対する罪悪感でしょう。

成功している都市というのは、地元が好きで好きで、そこで成功したい、地域に貢献したいというチャレンジの積み重ね、および成功の積み重ねの結果に過ぎないのです。

誰かがしてくれるだろう、補助金に頼って、このままでよいと何もしなかったところはどんどん寂れていきます。

発展している都市の多くに大きな祭りがあるのもこれと深く関係しています。郷土を愛し、1人1人が町の発展に少しでも貢献しようとしている都市が徐々に大きくなるのです。別に福島を始め、原発がある地域の郷土愛が無いと言っているわけではないですよ。郷土愛を受けて、何をするか、何を興すかです。これには地域に脈々と流れる考え方や生活様式も影響していますから、善し悪しの問題ではありません。しかし、それでも、もっとやるべきことがあったんじゃないのかと後ろ向きなヒトが怒るのです。

逆にそれがわかっている前向きな人達にはそんな暇はありません。

原発に頼るにしろ、頼らないにしろ、これからどうやって福島を立て直していこうかと考え続けているはずです。東電に対して怒ったところで何も生まれないからです。

2)に関しても、同様です。

犯人は憎いですよ。でも、怒るのは、殺された家族を守れるように自分に何か出来たんじゃないのか、自分はやるべきこと、やった方が良かったことをしなかったんじゃないのかという罪悪感があるから怒るのです。

また、罵倒されて、売られた喧嘩は買わねばならぬと、怒り出す人がいます。

こうなると、一見どちらが正しいかわかりません。

この場合、二つの論点があると考えるべきです。

最初の議論では、罵倒したヒトが完敗していて、そこで本来の議論とは関係のない相手の人格攻撃をしたという場合がほとんどでしょう。そして、その人格攻撃の内容が正しかった場合、相手が怒り出すのです。倫理的に言うべきでないことも多々あるでしょう。しかし、その言った内容自体は正しかったから怒ったのです。

もし、相手が怒り出したら、自分の正当性は認められたという証ですから、それ以上自己主張する必要も、相手がちゃんと理解しているかどうかを確認する必要もありません。別の話、もしくは相手が主張したいことに話題を変えてあげましょう。

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