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FRB議長示した金利予測表に注目、不透明感強まったとの声も

[ジャクソンホール(米ワイオミング州) 26日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長がジャクソンホールでの講演の際に配布した一枚のチャートが注目されている。連邦公開市場委員会(FOMC)参加者による先行きのフェデラル・ファンド(FF)金利予測(中央値)に加え、政府、民間の予測誤差に基づき算出した、将来7割の確率で到達し得る金利水準の範囲を示した図表だ。

これによると、同範囲は時間軸とともに扇のように広がっていき、2017年末時点では金利が3%を超えることもゼロに逆戻りすることも、ともに7割の確率で起こり得ることになる。

市場では、先行きの手がかりを得るどころが、逆に不透明性が増したとの声や、FRBメンバーによる、いわゆるドット・プロット(=今後の政策金利の推移を点で示したグラフ)は信用できず、経済指標を一段と注視すべきとの指摘が聞かれた。

イエレン議長はこのチャートについて、不透明性は現実として受け入れるしかなく「FRBが時間とともにFF金利がどのように進展していくかを予測する能力は非常に限られている」と認めた上で、「確率の範囲が広がるのは、経済がしばしば衝撃に巻き込まれるためであり、金利が予想通りに進むのはまれでしかない」と説明した。

将来については、生産性や経済成長率が低水準にとどまり、世界の貯蓄率が高止まれば、2%を超える利上げはおそらく無理で、不本意ながら金利をゼロ近辺にとどめざるを得ないとし、景気後退(リセッション)入りなら資産買い入れやフォワードガイダンスを極限まで広げるよう強いられる可能性があるとした。

その一方で、FRBは将来の危機に対応できるだけの手段を備えており、債券買い入れを通じて金融システムに資金を供給したり、フォワードガイダンスで低金利継続を約束することができると強調した。

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