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デジタルフォレンジックが暴く八百長相撲

毎日jp:大相撲:携帯に八百長メール記録 十両数人、勝ち星売買
大相撲の現役十両力士数人が勝ち星を数十万円で売買する八百長を頻繁に行っていたとみられるメールの記録が、警視庁が野球賭博事件に関連して押収した力士らの携帯電話に残っていたことが捜査関係者への取材で分かった。
例の野球賭博問題で、ヤバイと思って携帯メールの記録を消去していた力士たち、消去動作だけでは記憶媒体から完全に消去されないということは分からなかったのであろう。

普通はそうであって、他にも芸能人の薬物事件などで携帯の記録を消すというところまでは知恵が回るが、それで大丈夫と思ってしまう例が見られた。

ところが、デジタルフォレンジック技術により携帯電話端末でも、記録の復元が可能なのである。

このブログでは何度か紹介してきたが、デジタルフォレンジックの技術的側面は下記の本を参照してほしい。



ただし、携帯電話端末の記憶容量はパソコンに比べて小さいので、ディスク上に新たな情報が書き加えられれば古い消去動作済みのデータは書き換えられ、復元は不可能になる。そのように言われてきた。

しかし現在の携帯端末は記憶容量がかなり大きいので、そうはいってもかなり残っている可能性がある。

加えてメールの場合は、発信側端末だけのデータを消去しても受信側端末や転送先端末のデータがあり、それらの中には他のディスクに保存する習慣の人がいるやもしれず、あるいは携帯メールでは少ないかもしれないが、プロバイダのサーバに残されているかもしれず、自分の支配領域内を消去しただけでは不十分である。

そういうわけで、ヤバイことをメール連絡でするのは、覆面も手袋もしないでコンピニ強盗をするようなものかもしれない。

八百長の件についていえば、付き人を対戦相手の支度部屋に派遣して交渉させるというのが伝統的な手口で、これなら証拠は残らない。支度部屋の出入りを禁止したため、便利なメール経由になったのだろうが、これでは足が付く。

八百長を止めるという選択肢がないとすると、次に使うのはなんだろうか?

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