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NY市場サマリー(12日)

[12日 ロイター] - <為替> ドルが下落。米経済指標が予想を下回るなか、7-9月期の経済成長への懸念が広がり、ドルが売られる展開となった。円相場は1ドル101円台前半で推移した。7月の小売売上高は前月比で横ばい。市場では0.4%増が見込まれていた。自動車、ガソリン、建材、食品サービスなどを除いたコア売上高は変わらず。予想は0.3%増、前月は0.5%増加していた。7月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.4%下落し、4カ月ぶりのマイナス。サービスとエネルギーが値下がりし全体水準を押し下げた。市場予想は0.1%上昇だった。ドル指数は0.15%下落し95.725。円相場は0.77%高の1ドル=101.19円。

<債券> 指標10年債利回りが、約2週間ぶりの低水準をつけた。朝方発表された低調な米小売売上高や卸売物価指数(PPI)がインフレ上昇率鈍化の可能性を示唆したことで、米連邦準備理事会(FRB)による年内利上げ観測が後退した。

CMEグループのフェドウォッチによると、市場に織り込まれた12月の米利上げの確率は43%と、前日の52%から低下した。10年債利回りは一時、1日以来の水準となる1.48%、30年債利回りも5日以来の水準となる2.21%にそれぞれ低下した。市場関係者は、指標の発表後に膨らんだ円買いの動きによって国債利回りの低下に拍車がかかったと指摘した。

<株式> まちまちだった。朝方発表された米国の経済指標が期待外れの内容で、投資家の米経済に対する自信が低下した。ただ、決算が好調だった銘柄は買われ、原油高に伴ってエネルギー株も値上がりした。ナスダックは2日連続で終値での最高値を更新した。

化学大手ダウ・ケミカルは2.4%安。同業のデュポンも1.9%下落した。欧州連合(EU)の独禁当局が、ダウとデュポンによる総額1300億ドル規模の合併は競争を阻害する恐れがあるとし、本格調査を開始したことが嫌気された。ナスダックの最大の押し上げ要因は半導体メーカーのエヌビディア。前日に発表した四半期決算で売り上げの伸びが5年近くぶりの大きさだったことが好感された。

<金先物> ドル安・ユーロ高に伴う割安感から買いが先行したものの、あと利食い売りに押され続落した。12月物の清算値は前日比6.80ドル安の1オンス=1343.20ドル。低調な7月小売売上高を受けて為替市場ではドル売り・ユーロ買いが進行。割安感から買い進められた。また、米連邦準備理事会(FRB)による追加利上げへの警戒心が若干和らいだことが、金利を生まない資産である金相場を後押しし、一時は1362.50ドルまで上昇した。ただその後、利益確定の売りなどに押され昼頃に15ドル近く値を下げた。

<米原油先物> 主要産油国による生産調整への期待から買いが活発化し続伸。米国産標準油種WTIの中心限月9月物の清算値は前日比1.00(2.30%)ドル高の1バレル=44.49ドル。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は11日に、9月下旬にアルジェリアで予定されている石油輸出国機構(OPEC)の非公式会合で原油相場の現状や市況安定に必要な措置について協議する見通しだと発言した。これを受けて、供給調整に向けた期待が高まり、買いが促された。米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが国内石油掘削リグ稼働数の増加を発表したことから需給引き締まり観測が後退し、一時下振れする場面もあったが、その後は再び買い地合いに戻り、この日の高値圏で清算値を付けた。

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