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自衛隊「駆け付け警護」で死傷者がでたら内閣が飛ぶんじゃないかね?

>政府は、安全保障関連法に基づく「駆け付け警護」など自衛隊の新任務実施に向け、月内にも訓練を開始する方針を固めた。陸上自衛隊が参加する南スーダンの国連平和維持活動(PKO)で十一月に派遣予定の十一次隊への新任務付与を視野に入れる。近く訓練開始について正式発表する見通しだ。政府関係者が七日、明らかにした。自衛隊は、十一次隊として陸自第五普通科連隊(青森市)を派遣する方針。

自衛隊「駆け付け警護」など 月内にも新任務訓練
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201608/CK2016080802000111.html

駆けつけ警護、本当に始めちゃうんですですね。
恐らくアレ首相やら新しい愛国心に燃えた防衛大臣は、「自衛隊?軍隊なんだろう、本当は。法律変えたから戦闘やされてもOKだよね」と、いう程度の認識しかないんでしょう。

ところが軍隊と自衛隊との間には深くて大きな溝があるんですが、現場の実態を知らない人たちは気楽です。
で、官僚や制服組のご説明だけ聞いていると自衛隊はなんでもできると思ちゃうんでしょうが、彼らは政治家からで「できるだろう?キミタチ」といわれたらできないとは言えないわけです。

で、ことが起こると大騒ぎになって、誰かに詰め腹を切らせて終わりです。

ですが、駆けつけ警護ではそうはいかないでしょう。
実際に戦闘が起きて、手足を失ったり、視力を失った隊員がテレビに出て、自衛隊の衛生体勢の問題を訴えたりしたら世論は沸騰するでしょうね。映像の力は大きいですから。
また、死傷した隊員やその家族が訴訟を起こすでしょう。
であれば、まず政府は勝てないでしょう。

既にぼくは2年前から陸自の衛生特に個々の隊員がもつファースト・エイド・キットの不備と、法整備の不備による衛生部隊の能力の低さ、医官の不足などのあまりに杜撰な現状を報じてきました。

これに対して、中谷大臣も岩田陸幕長も問題はないと繰り返して主張し、陸自の衛生は米軍並みと回答してきました。ですが、その後若干後退して、多少不備は認めるようになりました。ですが、依然問題ないという態度は変わりません。

ですが、米軍だけではなく他国からも陸自の衛生は大きく遅れております。ヨルダン軍が15名に1人メディックをつけているのに、自衛隊は250名に1人です。メディックのできることも医師法などによって大きく規制されております。

陸自が隊員に教えているのは止血帯の使い方だけで、包帯の巻き方すら教えていません。

衛生部は頭と胴体はヘルメットやボディアーマーがるから怪我しないとか、ゲーム脳みたいなことを言っております。

そして交戦の現場から負傷者を後送すべき、装甲野戦救急車はゼロです。

仮に法的な問題があって、メディックがあれこれできないのであれば、現場の医官を増やすべきです。せめてPKO部隊などでは医官とメディックをペアで20名に1チームぐらいつければ宜しい。これならば法改正も必要ありません。
ところがこういうこともやりません。完全に思考停止です。

しかも部隊の医官の充足率は2割を切っており、インターンはゼロです。

衛生部や衛生学校の偉い人達をローテーションでPKOの現場で兵隊として派遣させるべきです。そうすれば、多少は現実が認識できるでしょう。

本来昨年の安保法制では安保関連法だけではなく、このような自衛隊を縛る法律や規制も併せて、緩和すべきでした。それをやらなかったのは政治の不見識と防衛省の当事者能力の欠如です。
これが「自衛隊様を暴力装置と呼ぶのは文民統制の危機だ」とか騒いでいた、自民党のセンセイ方の実態です。また安保法制に反対する野党もこういうところを突きません。それは現実を知らないからです。
素人レベルの無知同士が議論をしてまともな法改正ができますか。

ですから、安保法制さえ変えれば、自衛隊は戦えると政治家が安直に考えているわけです。
おまえら、一変鉄砲担いで前線に出てみるか、あぁ?とか言いたいところです。

この程度の人たちが憲法を改正するのは極めて危険です。
永田町の保守系のセンセイ方や「保守の論客」の方々は憲法さえ変えれば、バラ色の未来がくるかの如く夢をみていますが、それは単なる白日夢に過ぎません。

毎度申しておりますが、憲法を変えずとも変えられる規制や法律は多々あります。まずはそれから手を付けていかないと、いくら憲法を変えても現状は変えられません。

そんな「簡単なこと」ができない「お花畑」の改憲ボケの無能者が、まともな憲法改正なんぞできますか。

少なくとも自衛隊の現場を知る人間ならば、安保法制で法律変わったからキミら戦闘できるよね、問題ないよね?
というような胡乱な話はしません。それを知っていて戦場に自衛官を送り込むなら、それは人間としてたいへん大きな問題であると思います。

手足や視力を失った隊員、「戦死」した隊員の家族に、自分たちはベストを尽くしましたと、永田町や市ヶ谷の偉い人たちは胸を張っているのでしょうか。

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