[東京 9日 ロイター] - ジャパンディスプレイ<6740.T>(JDI)は9日、2016年4─9月期の連結業績予想を発表した。営業損益は24億円の赤字の見通し。前年同期は105億円の営業黒字だった。7─9月期の営業損益は10億円の黒字を見込む。
17年3月期の通期予想は示していない。トムソンロイターがまとめたアナリスト15人の予測平均値は155億円。4─9月期の売上高は、前年同期比24.3%減の3843億円と予想している。
7─9月期の営業黒字化についてJDIは「欧米向けの新製品立ち上げにより増加」と説明、最大顧客の米アップル<AAPL.O>がこの秋に発売するとみられるスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新機種の効果を期待しているとみられる。
16年4─6月期の連結業績は売上高が前年同期比29.2%減の1743億円、営業損益が34億円の赤字(前年同期は22億円の黒字)、当期損益が117億円の赤字(同4億円の赤字)。スマホ向けの中小型液晶パネルの販売低迷により、2四半期連続で営業損益が赤字となった。
(浜田健太郎)