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さて、自民党は増田さんをどう処遇するのかしら

特別区の区長さんや市区町村長の方々が何であれほど増田さん担ぎに奔走したのだろうか、と不思議でならない。

総務大臣経験者で、自民党が応援するから増田さんが都知事に当選することは間違いない、と判断したのだろうか。

あれだけ熱心に増田さんの応援に走り回った皆さんが都知事に就任した小池さんにどう向き合うのだろうか、と心配していたが、さすがに特別区長会の方々は切り替えが早い。

少なくとも、自民党都議団の方々よりは人間が出来ているようだ。

まあ、節操がないな、と批判する人が出てくるかも知れないが、自民党都議団の皆さんも頭を切り替えた方がいい。

皆さんも確かに都民の代表者だが、3年前に皆さんを都議会に押し上げた方々が現在どんな気持ちで皆さんの姿を見つめているか、ということに想いを致すことだ。

有権者の支持と理解を得られなければ都議会議員としての職務を続けることが出来ないのだから、ここは素直に自分たちの判断の誤りを認められた方がいい。

増田さんは皆さんが認められていたように都知事として決して悪くない人材だったが、小池さんの方がどうやら大分優っていた、ということだ。

都知事の座について一段と輝いている小池さんの姿を素直に見れば、皆さんも小池さんでよかったかな、と思えるようになるはずだ。

小池さんでは絶対ダメだ、などと誰かに吹き込まれて信じ込んでいた人は、何故自分がそう思い込んでしまったのか振り返ってみればいい。

何らかの情報操作があったと見ておいた方がいい。

増田さんを担ぎ出すことを決めたのは、ひょっとしたら自民党の前幹事長の谷垣さんだったのではないかな、と思っている。

小池さんは真っ黒だ、などという週刊文春の記事を素直な谷垣さんは鵜呑みにしてしまったのではないか。

あれほど依怙地に安倍総理の幹事長続投要請を拒絶したのは、増田さんを担ぎ出すことを決めたご自分の間違った判断を恥じたためではないかしら。

まあ、ご本人がいないところであれこれ想像を逞しくしても詮方ないが、石原前都連会長が、増田さんの擁立は自民党の谷垣幹事長が決めた、都知事選挙の資金を用意したのは党本部で、自分たちは与り知らないこと、などと、責任回避とも捉えられかねない微妙な発言をしたのは、案外本当のことだったかも知れない。

潔癖症の谷垣さんが、政治資金の問題で墓穴を掘った猪瀬氏や舛添氏の轍を今度は踏みたくない、と思っていたことは想像に難くない。

国会議員は大なり小なり問題を抱えているから、今回の都知事選挙は国会議員以外から選ぼう、などと真面目な谷垣さんが考えてもおかしくない。

私も、当初はそういう意見だった。

谷垣さんも私も弁護士だから、思考方法には似たところがある。

純粋な政治家の方々よりはこういうことに敏感で、危ないことは出来るだけ避ける習性がある。

まあ、私がそうだったからと言って谷垣さんがそう考えたはずだ、とは言えないのだが、石原さんには石原さんなりの言い分があったのではないだろうか、と考えているところである。

谷垣さんのような真面目な人が動かなければ、特別区長会や市区町村長の方々があそこまで都知事選挙に深入りをしなかったのではないか、とさえ思っている。

今回の役員人事で幹事長が谷垣さんから二階さんに変わった。

これで、小池さんと自民党本部はノーサイドである。

さて、自民党が担ぎ出した増田さんはどうなるのか。

執行部が交代したから、後は知らない、とは言えないはずである。

増田さんの処遇がどうなるのか、注目しているところである。

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