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8月5日(金)

 東京新聞金曜日、こちら特報部「本音のコラム」は佐藤優さんである。「週刊誌と訴訟」という見出し記事を読者の皆さんにご紹介したい。

 今回の東京都知事選挙は、どうも後味がよくない。それは鳥越俊太郎氏の女性問題に関する『週刊文春』と『週刊新潮』の報道と、それに対する鳥越氏と同氏の弁護団の対応だ。選挙は「戦争」だ。また週刊誌は商業出版物である。週刊誌としては、もっとも売れそうなタイミングでスキャンダル報道を行うのは、商業媒体の論理として当然であろう。それを「えげつない」ととらえるか「こんなことがあったのか、ケシカラン」ととらえるかは、有権者の受け止めの問題だ。

 週刊誌にスキャンダルを書かれた側が防御のために訴訟という戦術を取ることもわかる。ただし、鳥越氏はマスコミ人だ。国家権力に頼る前に自らが週刊誌の疑惑報道に対峙すべきだったと思う。さらに名誉棄損と選挙妨害で告訴しておきながら、出版差し止め訴訟と仮処分申請を行わないのは合点がいかない。本当に真実と異なる中傷記事が出るならば、かつて田中真紀子氏がやったように出版自体をやめさせようとするのが筋のはずだ。けんかをするときは中途半端ではなく徹底的に行うべきだ。

 選挙が終わったからと言って、鳥越氏サイドが訴訟を取り下げることがあってはならない。いったん告訴した以上は、法廷で白黒つけるのが筋だ。『週刊文春』『週刊新潮』にしても腹はくくっているはずだ。

 私も佐藤さんの考えに納得、支持する。

 名誉棄損と選挙妨害で告訴しながら出版差し止め訴訟と仮処分申請を行わないのは本当に喧嘩する気があるのかと首を傾げざるを得ない。

 いわんや鳥越俊太郎氏はジャーナリストとして一方的な発信をしてきた人である。ここはジャーナリスト鳥越俊太郎氏の意地を見せてほしいものである。佐藤優さんの見立てに賛同してやまない。

 副大臣、大臣政務官も決まり永田町の暑い夏は終わった。悲喜交々、喜んだ人、残念だった人、さまざまだろう。

思い通りいかなかった人は次の機会を待つしかない。任に就いた人はしっかり仕事をすることである。

 それぞれの健闘を願ってやまない。

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