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警察権力による野党に対する選挙監視と介入 政治警察は健在だ

 大分の別府署の署員が民進党、社民党の選挙活動の拠点に対して、その敷地に侵入して監視していたことが露見しました。

 この件については、弁護士ドットコムに記事が掲載されました。
大分県警「野党候補」拠点に隠しカメラ、弁護士「民主主義を否定する行為」

 その後の記事では別府署員は3回も敷地に侵入して、内蔵されていたSDカードを交換していたということです。

大分・隠しカメラ 署員、無断で3回侵入 野党側「不当な選挙監視」」(毎日新聞2016年8月4日)
「同署は施設側に対し、参院選公示前日の6月21日までにカメラ設置と内蔵されたSDカード交換のために計3回、署員が無断で敷地に入ったと認めており、参院選を巡る捜査をしていた可能性がある。」
 どう考えても選挙活動の監視のためです。

 参議院大分選挙区は当初から野党が優勢と言われていた選挙区ですが、選挙介入の機会をうかがっていたものと思われます。

 警察権力が選挙に介入するのは、体制を守るため以外にはありません。

 警察は、自民党の票を増やすことはできなくても野党の票を減らすことはできるのです。

 日本の警察は、組織全体が政治警察と言われており、最優先の任務は警備公安活動です。反体制活動の監視と介入こそが個々の警察官に課せられた任務です。

 もちろん、個々の署員が勝手に監視カメラを設置することはあり得ません。

 別府署の判断ではなく、大分県警の関与は必然ですが、それ以上に警察庁の関与があるのかどうかも焦点です。

 かつて日本共産党幹部宅の盗聴を行ったのは神奈川県警でしたが、管轄は町田市ですから警視庁でした。それを神奈川県警が実行していた背景には警察庁の存在が見え隠れしていたと言われていました。

 安保関連法案に反対するために国会周辺に集まった人たちに対する警察の監視も凄まじいものがありました。
集会・デモを敵視する人たち 警察垂れ流し発表を盲信する人たち

 警察にとって国民は監視対象でしかありません。体制に反抗する人たち、体制に疑問を持つ人たちを常に監視しているのです。

 マイナンバーもどのように使われているかも問題です。

 警察が管理する運転免許は国民監視のために非常に威力を発揮したと言われていましたが、今やマイナンバーが国民監視のための背番号です。

 警察がそんなことをするはずがない?

 右翼連中は、民主主義を敵としか考えていませんから、警察が野党などを監視したり、弾圧したりするのは当然と考えていますが、普通の人たちは、未だ警察はこんなKGBやFBIのようなことはしてない、いや日本に政治警察はないと思い込んでいる人たちも少なくないでしょう。

 違うんですよ。日本にも立派な政治警察があります。

 これまでも軽微な違反をみつけては野党支援の労働組合事務所を家宅捜索したり、国労弾圧事件ではスパイを仕立てようとしたりと謀略の限りを尽くしています。

 日本の民主主義はまだまだ発展途上だということです。
JR北海道の危機の根源は労働組合潰し

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