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- 2011年05月20日 11:47
【ウォルマート】、冷蔵庫や洗濯機をテスト販売!客より霊が多い競合からシェアを奪う?
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■ウォルマートは19日、テキサス州の一部店舗にて白物家電のテスト販売を行うことを発表した。テスト販売はダラス郊外フレスコ市にオープンするスーパーセンターとフォートワース市内に展開する2店。「ザ・アプライアンス・マーケット・アット・ウォルマート(The Appliance Market at Walmart)」と名づけられた部門では、冷蔵庫や洗濯機、食器洗い機などジェネラル・エレクトリック社(GE)のみの製品50〜80品目を扱い、カタログ販売を含めると1,000アイテムにも及ぶという。売り場の専任スタッフは、白物家電などのファイナンス事業をダラスで展開する「フレキシ・コンプラス(Flexi Compras)」から派遣される。
冷蔵庫など最大2,500ドルと高価格帯のものもあるため、フレキシ・コンプラスでは、リース・ツー・オウン(lease-to-own:リース後に所有)など低所得者層でも支払い可能な様々な支払いオプションを提供する。また、12ヶ月以内に全額を支払うと金利がつかないウォルマート・クレジットカードでの支払いサービスも用意されるという。配達は無料となっているが、リサイクルや設置工事などは別料金となる。
6月には「ザ・アプライアンス・マーケット・アット・ウォルマート」をダラスやヒューストンの20店舗まで拡大する。同社広報担当者は「現時点では小規模なテストであり、お客様の反応を計測するためのものです。テストに期限はなく、20店舗以上で展開する予定も今のところありません」としている。
トップ画像:Kマートで売られている白物家電。以前はKマート・スーパーセンターだった店舗を、生鮮売り場を閉鎖しディスカウントストア業態にした店だ。お客がいないばかりか、スタッフもいなかった。誰もいない売り場は静かすぎて、カメラ撮影で霊が映ってしまうのでは、と心配したほどだ(実際、お化けみたいなキャラクターがコチラをみているし...)。Kマートでは代金の支払いより、お払いが必要かもしれない。
11年5月5日 - 【シアーズ】、もう後がない!新CEOも「仏のフェイスもスリータイムズ!」で辞める?
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。シアーズが19日発表した第1四半期(2月〜4月期)の決算では、最終損益が前年同期の1,600万ドルの黒字から、1.7億ドルの赤字へ転落となりました。売上高は前年同期比3%減の97.5億万ドルです。国内の既存店ベースでは、シアーズが前年同期から5.2%減、Kマートが1.6%減となっています。悪天候によるアパレル不振と、前年に盛り上がった「キャッシュ・フォー・アプライアンス」の反動を理由に挙げています。ただ、減収減益・既存店減ならまだわかりますが、回復基調となっているこの時期に赤字転落はいただけません。シアーズの不振は、一言でいえば、小売原則を放棄したための自業自得です。視察研修では時にシアーズ・グランドに行くことがあります。個人的には、客足のない店に行くとツキが落ちるようなので行きたくないのですが、原則に反した「反面教師」的事例で見に行きます。
⇒8年前にオープンしたシアーズ・グランド1号店は、好意的に受け止められました。フリースタンディングのシアーズ・グランドは、SCの核テナントとなっているシアーズにHBAや一部食品など品揃えを拡大し、最大6,000坪となる業態です。問題となっているのは、その品揃えではなく、いつまでも変わらない売り場にあります。たぶん、オープン時とフォーマットは変わっていないと思います。ずーと変わらない雰囲気で、ワクワク感もなく、ときめかないのです。で、雰囲気がなんとなくよどんでいるようでは、働いている現場スタッフのモチベーションは下がります。で、余計に行きたくなくなるという悪循環となっているのです。やる気のある現場スタッフには、「売り場をこうしたい、こう改善したい」と思いがあるでしょうが、上層部(エディ)には通じないので、やる気をなくしてしまいます。
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広い店内だったスーパーセンターを什器で狭くしている。照明が消されている奥が見えており、いい気持ちはしない。暗がりから誰かがコチラを覗いているようで怖いのだ(笑)。やっぱりお払いが必要かもしれない。ケイマートではなく、レイマートか!
⇒Kマートに先日、視察に行きましたが、ここでも同じ現象でした。スーパーセンター業態だった店内の生鮮売り場を什器で閉鎖し、ディスカウントストアに改装しているのです。買い物客もまばらな上に、仕切られた什器の向こう側が暗くて、ちょっと異様なのですよ。数年前からKマートでは白物家電販売を導入しているのですが、ここにもお客さんはおろか、スタッフもいない有様です。こんな状態では、だれも高額な商品を買いません。で、こんなやる気のない弱い売り場をもつ競合なら、ウォルマートはやり方によってはシェアを奪えると考えたのかもしれません。それでも低所得者層が中心顧客ですから、家電売り場のスタッフや高額品の支払いに関して、リース・ツー・オウンを提供する業者に任せています。で、製品もGEのみに絞ることで、メーカーから協力を得やすいように工夫しています。
ウォルマートでは11年前にもテキサスやアリゾナの10ヶ所の店舗で白物家電販売をテストしています。今回はさらに踏み込んだテスト展開になりそうです。
■ウォルマートは19日、テキサス州の一部店舗にて白物家電のテスト販売を行うことを発表した。テスト販売はダラス郊外フレスコ市にオープンするスーパーセンターとフォートワース市内に展開する2店。「ザ・アプライアンス・マーケット・アット・ウォルマート(The Appliance Market at Walmart)」と名づけられた部門では、冷蔵庫や洗濯機、食器洗い機などジェネラル・エレクトリック社(GE)のみの製品50〜80品目を扱い、カタログ販売を含めると1,000アイテムにも及ぶという。売り場の専任スタッフは、白物家電などのファイナンス事業をダラスで展開する「フレキシ・コンプラス(Flexi Compras)」から派遣される。
冷蔵庫など最大2,500ドルと高価格帯のものもあるため、フレキシ・コンプラスでは、リース・ツー・オウン(lease-to-own:リース後に所有)など低所得者層でも支払い可能な様々な支払いオプションを提供する。また、12ヶ月以内に全額を支払うと金利がつかないウォルマート・クレジットカードでの支払いサービスも用意されるという。配達は無料となっているが、リサイクルや設置工事などは別料金となる。
6月には「ザ・アプライアンス・マーケット・アット・ウォルマート」をダラスやヒューストンの20店舗まで拡大する。同社広報担当者は「現時点では小規模なテストであり、お客様の反応を計測するためのものです。テストに期限はなく、20店舗以上で展開する予定も今のところありません」としている。
トップ画像:Kマートで売られている白物家電。以前はKマート・スーパーセンターだった店舗を、生鮮売り場を閉鎖しディスカウントストア業態にした店だ。お客がいないばかりか、スタッフもいなかった。誰もいない売り場は静かすぎて、カメラ撮影で霊が映ってしまうのでは、と心配したほどだ(実際、お化けみたいなキャラクターがコチラをみているし...)。Kマートでは代金の支払いより、お払いが必要かもしれない。
11年5月5日 - 【シアーズ】、もう後がない!新CEOも「仏のフェイスもスリータイムズ!」で辞める?
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。シアーズが19日発表した第1四半期(2月〜4月期)の決算では、最終損益が前年同期の1,600万ドルの黒字から、1.7億ドルの赤字へ転落となりました。売上高は前年同期比3%減の97.5億万ドルです。国内の既存店ベースでは、シアーズが前年同期から5.2%減、Kマートが1.6%減となっています。悪天候によるアパレル不振と、前年に盛り上がった「キャッシュ・フォー・アプライアンス」の反動を理由に挙げています。ただ、減収減益・既存店減ならまだわかりますが、回復基調となっているこの時期に赤字転落はいただけません。シアーズの不振は、一言でいえば、小売原則を放棄したための自業自得です。視察研修では時にシアーズ・グランドに行くことがあります。個人的には、客足のない店に行くとツキが落ちるようなので行きたくないのですが、原則に反した「反面教師」的事例で見に行きます。
⇒8年前にオープンしたシアーズ・グランド1号店は、好意的に受け止められました。フリースタンディングのシアーズ・グランドは、SCの核テナントとなっているシアーズにHBAや一部食品など品揃えを拡大し、最大6,000坪となる業態です。問題となっているのは、その品揃えではなく、いつまでも変わらない売り場にあります。たぶん、オープン時とフォーマットは変わっていないと思います。ずーと変わらない雰囲気で、ワクワク感もなく、ときめかないのです。で、雰囲気がなんとなくよどんでいるようでは、働いている現場スタッフのモチベーションは下がります。で、余計に行きたくなくなるという悪循環となっているのです。やる気のある現場スタッフには、「売り場をこうしたい、こう改善したい」と思いがあるでしょうが、上層部(エディ)には通じないので、やる気をなくしてしまいます。
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広い店内だったスーパーセンターを什器で狭くしている。照明が消されている奥が見えており、いい気持ちはしない。暗がりから誰かがコチラを覗いているようで怖いのだ(笑)。やっぱりお払いが必要かもしれない。ケイマートではなく、レイマートか!
⇒Kマートに先日、視察に行きましたが、ここでも同じ現象でした。スーパーセンター業態だった店内の生鮮売り場を什器で閉鎖し、ディスカウントストアに改装しているのです。買い物客もまばらな上に、仕切られた什器の向こう側が暗くて、ちょっと異様なのですよ。数年前からKマートでは白物家電販売を導入しているのですが、ここにもお客さんはおろか、スタッフもいない有様です。こんな状態では、だれも高額な商品を買いません。で、こんなやる気のない弱い売り場をもつ競合なら、ウォルマートはやり方によってはシェアを奪えると考えたのかもしれません。それでも低所得者層が中心顧客ですから、家電売り場のスタッフや高額品の支払いに関して、リース・ツー・オウンを提供する業者に任せています。で、製品もGEのみに絞ることで、メーカーから協力を得やすいように工夫しています。
ウォルマートでは11年前にもテキサスやアリゾナの10ヶ所の店舗で白物家電販売をテストしています。今回はさらに踏み込んだテスト展開になりそうです。



