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在特会、桜井誠氏が11万票を集めただけでない、日本社会の病巣がある ヘイトスピーチを力で押さえ込むことはできない

東京都知事選挙では、小池百合子氏が「圧勝」しましたが、今回、はじめて在特会のトップが立候補した選挙でもありました。

 桜井誠氏の得票数 114,171票

 10万票を超えました。露骨なヘイトスピーチで有名な桜井誠氏への投票した層は、ヘイトスピーチへのコアな支持層ともいえます。
 桜井氏の場合、ヘイトスピーチなどを繰り返し、実践することにより、マスコミなどでの露出によって潜在的な不満層を引きつけているということだと思います。

 それでも極右丸出しだった田母神氏の60万票には遠く及びませんが、潜在的な支持層はそれくらいあってもおかしくはないのかもしれません。
 今回、本籍極右の小池百合子氏が立候補し、しかも「有力」であったため大分、そちらに流れたのでしょう。
小池百合子氏をとりまく群衆をナチズム(ハーケンクロイツ)に例えることの意味

 このような潜在的な排外主義者たちがいるということも、今回の小池百合子氏を当選させた原動力でもあり、その根本原因は、社会全体を覆う閉塞感です。
 小池百合子氏も、立候補表明するや真っ先に地方における外国人参政権に反対、韓国人学校の増設白紙撤回を公約に挙げるわけですから、根本的な発想は桜井氏と同じであり、それはまたそのような主張を受け入れる勢力が小さくはないということでもあります。
 結果は、11万票でしたが、潜在的な層はもっと多いというべきです。
 ヘイトスピーチを力で禁圧しても全く意味がないどころか、必ずやさらに大きな歪みの現象が現れてきます。
ヘイトスピーチ対策法は、対策であるべきで禁止や刑罰を入れてはならない

 事前の世論調査でも産経新聞が興味深い記事を掲載しています。
“第2集団”も激戦! 上杉隆、桜井誠、マック赤坂の3氏の差は1ポイント以内」(産経新聞2016年7月25日)
「桜井氏は都内在住外国人への生活保護の支給廃止などを訴え、日本のこころを大切にする党の支持層のうち3割近い支持を固めた。両氏への支持は、前回調査(16、17日)からポイント数でいえば2倍近く伸びた。」
「桜井氏は20代男性に限れば1割以上の支持を受け、鳥越氏を上回った。」

 この問題をヘイトスピーチとの闘いと矮小化することは許されないどころか、単なる対立を煽るだけでしかくなく、ますますヘイトスピーチ側の勢力(潜在的なものを含む)を増大させていくことになります。
 今回の選挙結果、前回の都知事選挙の結果も合わせ考えれば、排外主義思想(その根底にある弱い者いじめ)は日本社会に蔓延った病理であり、力で押さえ込むなどというのは愚の骨頂だということです。

こうでありたい
リンク先を見る


参照 逆の分析をされています。
縮む東京の「極右」地図~都知事選分析~」(だれ日。(誰でも知りたがってるくせにちょっと聞きにくい日本のすべて))

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