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都知事選の投票に行ってきた 虚しさを前向きに捉える

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隅田川の花火大会に行ってきた。墨田区在住の者として、夏の楽しみだ。もう何度も見ているけど、ついつい豊平川や洞爺湖の花火とくらべてしまうのは、札幌市民の性か。ここ数年でもっとも晴れたのではないか。夜空に咲き、散っていく花火を見つつ、夏の始まりを感じつつ、桜と同様、この美しさは、切なさや儚さと表裏一体なのかと考えたりもする。

都知事選の投票に行ってきた。過去最高に虚しい投票だった。学級委員選、生徒会長選並の人気投票のようなものだった。いや、それは学級委員選、生徒会長選に失礼だ。これらの選挙は日々、人柄を監視しあう環境で行われている。仮に「人気投票」だったとしても熾烈を極めたものになる。「政策」のようなものだって問われる。私は実は中学校時代、生徒会長だったのだが、「学園祭の後夜祭実施」「学生にとって自由と活気のある環境を」をテーマに闘ったような(信任投票だったけどな)。

日本の首都であり、世界的な都市であり、オリンピック開催地でもある東京都の知事選は、うんざりするような虚しさだった。舛添要一とのお別れは突然やってきて、すぐにすんでしまった。バタバタの立候補、政策論争はほぼなく誹謗中傷とスキャンダル合戦。「この中から選ばないといけないのか」という虚しさだけが漂っていた。今回も文春砲、新潮夏の百烈拳が炸裂したが、実はそんなことよりも、それぞれの候補者の演説の滑りっぷりに私はがっかりした。

もちろん、こういう感情も私が42歳にもなって、何かこうお子様というか、青いというか、大人になりきれていないから湧き上がるものなのだろう。推したくない政党や政治家がいるなんて問題は、今も昔も変わらず、その中でも、応援したい人や政党、必要悪だろうと必要な人を選ぶのが選挙だ。投票権を無駄にしたくなく、選挙会場に行き、投票した。

もっとも、私はこの虚しさに感謝している。より政治に対する関心が高まった。政治に限らず、どの分野であれ、支持されるリーダーはどう生まれるか、あるいはそんな人がいなくて無能な人が上にたっても、社会や会社がまわるのか。そんなことを考えた。

選挙はまだ終らない。そして、新知事の初登庁の後も、新たな闘いが始まる。一市民として、都政のことを真面目に考える機会をくれて、ありがとう。

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