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7月28日(木) ムネオ日記

昨日は、田中角栄元首相が逮捕されて40年だった。
さまざまな意見、声、評価はあるだろうが、誰が何と言っても党人派で叩き上げの政治家で天下人になった事は事実である。

今の政治家を見ていると、高学歴、偏差値秀才型の政治家は多いが、頭の良い、いわゆる「地頭」の良い政治家がいない。政治家は、勉強した政治家よりも頭の良い政治家でなければならない。

私の言う頭の良い政治家とは「人様の声、思い、声なき声を受け止めて実践する政治家」である。
田中元首相は、誰よりも人様の声に耳を傾け、反応、判断した。それ故に今、田中角栄元首相に対する評価が出てきているのではないか。

昨日の読売新聞11面、「ロッキード事件40年」の特集の中で、当時ロッキード事件を担当し、特にアメリカへ捜査のため計3回も行き、コーチャンロッキード社元副会長の嘱託尋問をした堀田力元検事は、「痛感したのが、刑事責任を追及しないことの引き換えに重要人物の犯罪について証言させる制度、すなわち『刑事免責』の威力だ。」と述べている。

司法取引も事件によっては活用しても、それに馴染まないものもあるのではないか。はじめから「あなたは何を言っても罪になりません」と言われたら、自己保身に入り、自分に都合のいい話しかしなくなる。
コーチャン証言では、ロッキード社から献金を申し出たという流れだが、24日放送のNHKスペシャル「ロッキード事件の真実」では、丸紅側は実名で「丸紅側から申し出た政治献金だった」と本人が語っている。

当時の政治資金規正法では上限がなく、届け出を出せば良い事になっていた。届け出を出していない場合は、会計責任者の責任になる。
改めてロッキード事件は何だったのかという疑念が湧いてくる。

最高裁判所と検事総長が、ロッキード社側の起訴はしないと宣言しての嘱託尋問は、未(いま)だ首を傾げざるを得ない。
検察が正義でない事は、村木事件の大阪地検特捜部長、副部長の逮捕で明らかである。

「特捜部が不祥事を乗り越え、再び権力に対峙する姿を見せて欲しい。」と堀田氏は結んでいるが、この考えが特捜部の思い上がり、間違った価値観、自分達は検察の中でもエリートで他は2軍だみたいな上から目線になっているのではないか。
ロッキード事件は何だったのかは、これからもさまざまな視点から究明していく必要があるのではないか

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