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NY市場サマリー(27日)

[27日 ロイター] - <為替> ドルが下落した。27日に終わった米連邦公開市場委員会(FOMC)で、9月利上げが強く示唆されなかったと受け止められた。28─29日の日銀金融政策決定会合をめぐる投資家の警戒感も、ドル買いを抑える要因だった。

FOMC声明では、物価指標や海外経済情勢を引き続き見守るものの、「短期的な経済見通しへのリスクは低下した」との見解が示された。

ドルは声明発表直後にいったん上昇したが、その後は9月利上げの可能性がそれほど高まったわけではないとの見方が広がり、値を消す展開になった。

ウェストパック銀行のシニア通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は「9月利上げの線は消えていない。だがFRBが利上げの(明確な)シグナルを送ると考えていたなら、想定通りの答えではない」と述べた。

FOMCが終わると市場の注目は急速に日銀の動向に戻った。投資家は、自分たちが期待しているほど大規模な追加緩和を日銀が打ち出さないのではないか、と神経をとがらせている。

今週を通じて見ると、市場のテーマとしてはFOMCよりも日本の財政・金融政策についての思惑の方が圧倒的に比重が大きい。

TDセキュリティーズのFX戦略北米責任者、マーク・マコーミック氏は「過去1週間半程度では、円(の材料)が恐らく唯一の継続的な話題だった」と指摘した。

<債券> FRBが金利据え置きを決定し、目先のリスクは後退したとの認識を示しながらも利上げを急ぐ姿勢を示さなかったことを受け、長期債を中心に国債価格が上昇した。

FRBは今回の連邦公開市場委員会(FOMC)声明で「短期的な経済見通しへのリスクは低下した(near-term risks to the economic outlook have diminished)」と指摘。ただ、企業投資が軟調であることや、インフレ率がFRBが目標とする2%を根強く下回っていることには引き続き懸念を示した。

ウエスタン・アセット・マネジメント(カリフォルニア州)のポートフォリオ・マネジャー、デニス・マクナマラ氏は「FRBはリスクマネジメント・モードに入っている」とし、次回9月の会合で利上げに踏み切る公算は小さいとの見方を示した。

今回のFOMC声明を受け、債券市場では短期債よりも長期債が選好され、利回り曲線はフラット化。トレードウエブによると、長短利回り格差は一時2015年3月以来の水準に縮小した。

CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物は次回9月20─21日のFOMCで利上げが決定される確率は18%であることを示す水準となっている。今回のFOMC声明発表前は21%だった。

<株式> まちまち。ダウ平均はほぼ横ばい、S&P500は小安くなる一方、ナスダック指数は底堅かった。FOMCはこの日、金利据え置きを決めたが、同時に米経済見通しに対する目先のリスクは後退したとの認識を示し、年内の引き締め再開に道を残した。

FOMCの据え置き決定は予想通り。ただ6月の英国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利したことから、投資家は米国の利上げ時期についての手掛かりを望んでいた。

S&Pのセクター別指数は主要10業種のうち6業種が下落。主要消費財指数<.SPLRCS>が1.44%、公益株指数<.SPLRCU>が1.17%それぞれ下げた。

個別銘柄では、航空機のボーイング<BA.N>が0.8%上昇。四半期決算で赤字幅が市場予想を下回ったことが好感された。

飲料のコカ・コーラ<KO.N>は3.3%安。この日発表の決算は売上高が予想に届かず、業績見通しも下方修正した。

アップル<AAPL.O>は6.6%高。前日引け後に発表した4─6月期決算はスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売台数が予想を上回り、7ー9月についても強気の見通しを示した。

<金先物> 続伸。FOMC声明発表を控えて様子見ムードが強まる中、安値拾いの買いが入ったほか、ショートカバーの動きも見られた。

また、6月の米耐久材受注額が市場予想を下回ったため、投資家のリスク回避姿勢が幾分強まり、安全資産とし ての金買いを後押しした。

清算値確定後に発表されたFOMC声明では、米国内の景気認識は上方修正されたが、9月の利上げを明確に示 唆するほどタカ派的なシグナルは出されなかったと受け止められ、上げ幅を拡大 した。

<米原油先物> 5営業日続落。米週間原油在庫が10週ぶりに積み増しに転じたことなどを嫌気して売り込まれ、WTI9月物の清算値は、中心限月の清算値ベースで4月19日以来、約3カ月半ぶりの安値となった。

朝方は安値拾いの買いが相場を支え、ほぼ横ばいで推移したが、米エネルギー情報局(EIA)在庫週報の発表をきっかけに、マイナス圏に転落した。

エネルギー供給過剰状態の長期化懸念が増幅される中、午後に入ってからも相場に下押し圧力がかかり、一時41.68ドルまで下げた。

FOMC声明への反応は限定的だった。 

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